皆瀬川 (秋田県)

皆瀬川（みなせがわ）

皆瀬川は、秋田県湯沢市に源を発し、横手市を流れる雄物川水系の一級河川です。その源流は湯沢市の皆瀬地区にあり、小安峡の景勝地を通り抜け、皆瀬ダムを経て、国道398号線に沿って流下します。

地理

横手市増田地域に入ると、成瀬川と合流し、川の流れは北向きから西向きへと変わります。その後、横手盆地を蛇行しながら流れ、この付近では横手市と湯沢市の境界を形成しています。最終的には、湯沢市、横手市、羽後町の境界付近で雄物川に合流します。

主な支流

成瀬川
黒沢川

主な橋梁

雄平橋（秋田県道13号湯沢雄物川大曲線）
皆瀬川橋（東北中央自動車道）
新岩崎橋（国道13号）
十文字大橋（羽州街道）
岩崎橋梁（奥羽本線）
戸波橋
久保橋（国道398号）
大館橋
清水小屋橋
上久保橋
岩城橋（秋田県道307号稲庭高松線）
八郷橋
八王橋
菅生橋
新菅生橋（国道398号）
板戸ダム
皆瀬ダム
羽場橋（秋田県道323号小安温泉椿川線）
市野橋
河原湯橋
皆瀬川橋
鳥谷橋
上大鳥谷橋（国道398号）
下小鳥谷橋（国道398号）
上小鳥谷橋（国道398号）

その他

雄平橋下流の右岸、横手市十文字地域には、白鳥の飛来地があります。かつては地域住民による餌付けが行われ、間近で観察できましたが、近年は鳥インフルエンザの影響により、川原への立ち入りが制限されています。現在は堤防上からの眺めのみとなっています。

言い伝え

能恵姫物語

岩崎城主・岩崎道高の娘、能恵姫の婚礼の日に、突如竜巻が発生し、皆瀬川の渡し船から姫が姿を消しました。後に、姫が幼い頃に因縁のあった蛇（龍神）の仕業と判明します。能恵姫は水難から人々を守るため、龍神と共に水底で暮らしていると伝えられています。この伝説は、皆瀬川流域の人々の間で語り継がれています。