皇學館中学校・高等学校

皇學館中学校・高等学校

皇學館中学校・高等学校は、三重県伊勢市楠部町に位置する私立の中高一貫校です。神道を基盤とした教育を特色とし、「祖国愛の精神にもとづいて、社会有為の人材を養成する」という建学の精神を掲げています。

特色

教育勅語の重視: 教育勅語の暗唱を重要視し、勅語渙発の日である10月30日を「家庭に感謝する日」として、生徒に謹書や作文の提出を義務付けています。生徒が書いた勅語の謹書は、代表者が熱田神宮へ奉納するという伝統があります。
神宮参拝: 毎年6月と12月の月次祭には、生徒全員が伊勢神宮へ参拝します。
コース: 中高一貫教育コース（6年制）と、高校からの外部入学コース（3年制）があります。原則として、異なるコースの生徒が同じクラスになることはありません。ただし、転校などの特別な事情がある場合は、例外的に6年制のクラスに戻ることもあります。
大学進学: 皇學館大学への進学においては、附属高校特別推薦枠や入学金半額免除などの特典が設けられています。

学校の通称

学校の通称（略称）は、公式サイトによると「皇中」（こうちゅう）、「皇高」（こうこう）です。しかし、「厚中」（伊勢市立厚生中学校の通称）や「高校」との発音が類似しているため、会話においては「學館」（がっかん）または「皇學館」が用いられることがあります。

沿革

1962年10月9日：皇學館大学が附属高等学校の設置要請を受け、学内に準備委員会を設置。
1963年1月28日：伊勢市議会が伊勢市立四郷中学校の校地を無償で貸与することを決定。
1963年2月1日：県知事から設立の認可が下りる。
1963年4月15日：第1回入学式を挙行。伊勢市立有緝小学校を仮校舎とする。
1963年11月30日：現在地の倉田山へ移転。
1971年10月30日：教育勅語渙発の同日を「父母の日」に制定。
1978年10月30日：中学校の設置が県知事より認可。
1979年4月1日：中学校開校。
1988年9月：高校、男子の髪型を自由化。
1995年4月1日：高校、新制服を制定。
2002年4月1日：中学、新制服を制定。

設置学科・コース

全日制普通科
中高一貫コース：皇學館中学校からの内部進学者で構成されます。
特別進学コース：難関国公私立大学への現役合格を目指すコースです。
進学コース：多様化する大学入試に対応したコースです。

部活動

「校友会」という名称で、全校生徒が部活動に参加しています。校友会の幹部は、校友会総務委員長、総務副委員長、書記、会計で構成され、学校長がリーダーを務めます。

運動部

ダンス部
弓道部
剣道部（男・女）
硬式野球部
サッカー部
銃剣道部
柔道部
新体操部
卓球部
テニス部
薙刀部
バスケットボール部（男・女）
バレーボール部（男・女）
陸上部
バドミントン部（男・女）

文化部

ESS部
囲碁・将棋部
インターアクト部
自然科学研究部
家庭部
華道部
茶道部
写真部
書道部
吹奏楽部
美術部
文芸部
園芸同好会

著名な出身者

ユッコ・ミラー（ジャズ・サクソフォーン奏者、作曲家）
長谷和征（ファッションモデル、タレント）
桂勢朝（落語家）
芝博一（参議院議員）
伊藤将伸（プロバスケットボール選手、レラカムイ北海道）
佐別當賢治（元バレーボール選手、サントリーサンバーズ）
温泉太郎（フリーライター）
露の眞（落語家）
岡明子（女優）
* 寺家（お笑い芸人、バッテリィズ）

もう一度検索