皇學館短期大学

皇學館短期大学（1966年-1976年）

皇學館短期大学は、三重県伊勢市に本部を置いていた私立短期大学です。学校法人皇學館によって運営され、神道に基づいた教育を特色としていました。

概要

所在地: 三重県伊勢市神田久志本町1604（現在の皇學館大学伊勢キャンパス）
設置主体: 学校法人皇學館
開学: 1966年
廃止: 1976年

教育内容

皇學館短期大学では、国文科が設置され、入学定員は当初50名、後に100名となりました。神道系の大学であったため、「神道」が必須科目とされ、その他に「神社神道概説」や「祝詞作文」といった神職科目も開講されていました。中学校教諭二級免許状（国語）や神職、司書課程も設けられていました。

沿革

1966年: 皇學館女子短期大学として開学（国文科、入学定員50名）。
1967年: 国文科の入学定員を100名に増員。
1970年: 共学化に伴い、皇學館短期大学に改称。神職課程を設置し、男子学生の募集を開始。
1974年: 学生募集を停止。
1976年: 廃止。

特色

皇學館短期大学は、併設の皇學館大学と同様に神道の教えに基づいた教育が行われていました。学生生活においては、東北・北海道研修旅行が恒例行事として7月頃に実施されていました。学園祭は「倉陵祭」と呼ばれ、11月初頭に開催されていました。

設置が計画されていた学科

保育科：設置計画は持ち上がったものの、最終的に棄却されています。

学生生活

部活動・クラブ活動・サークル活動は、大学との合同で行われていたようです。

卒業後の進路

卒業生は、一般企業、教職員、神職など、様々な分野へ就職していました。また、併設の皇學館大学への編入学制度もあったと考えられます。

現在

皇學館短期大学は廃止されましたが、その教育理念は皇學館大学に引き継がれています。跡地は、現在の皇學館大学伊勢キャンパスとなっています。

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