益田明典

益田明典のプロフィール

益田明典（ますだ あきのり）は、1965年9月23日に宮崎県都城市で生まれた元プロ野球選手です。ポジションは投手であり、左投左打の特性を持っています。また、現在は愛知学院大学硬式野球部の監督を務めています。彼のキャリアは、選手時代だけでなく、指導者としての活動でも注目されています。

来歴と野球キャリア

益田は都城西高等学校を卒業後、愛知学院大学に進学。大学野球では特に注目され、4年目には愛知大学リーグで2季連続のリーグ優勝に貢献しました。その活躍により、最優秀選手とベストナインにも選出されています。更に、明治神宮大会では近畿大学の山内嘉弘と対戦し完投勝利を収めました。大学在籍中の成績は素晴らしく、リーグ戦では35試合に登板し、23勝7敗、防御率は1.95という驚異的な数字を残しました。

1987年にはNPBドラフト会議で読売ジャイアンツから5位指名を受け、プロ入りを果たします。背番号は33。プロ入り後、1988年シーズンに一軍初登板を果たし、2試合に登板しましたが、その後の登板機会は限られ、1991年に現役を引退することとなりました。

スカウト活動と指導者への道

現役引退後、益田は1992年から2018年まで、読売ジャイアンツの大阪駐在スカウトとして活動しました。その期間中、上原浩治選手などの獲得に尽力し、若手選手の発掘に力を入れました。しかし、彼は2018年に巨人を退団し、その後の人生の方向性を考えることになります。

退団後、学生野球資格の回復を目指し、講習会を受講しました。2019年の2月5日には日本学生野球協会から資格が回復され、その翌日にはかつて在籍していた愛知学院大学の硬式野球部監督に就任しました。これは、選手としての経験を生かし、次世代の選手たちを指導する機会になりました。

監督としての若干の背景

益田の前任者である木村孝は、日本ハムファイターズ在籍後にコーチやスカウトを経て、2015年から2019年まで監督を務めました。また、選手時代の監督である小林秀一も特筆すべき人物で、NPBドラフトで唯一、巨人からの1位指名を拒否した投手です。益田はその歴史を引き継ぎ、愛知学院大学で新たな指導者生活を送っています。

記録と初登板

プロとしての記録も注目すべきです。初登板の試合では、1988年4月14日に阪神タイガースとの対戦で、6回裏無死から救援登板を果たしました。その試合では、1/3回を無失点に抑え、初奪三振は1989年に広島東洋カープと対戦した際に、長嶋清幸選手から奪っています。

益田明典は、その野球人生を通じて、選手としてだけでなく指導者としても多くの経験を積んできました。彼のコーチングスタイルや選手たちへの影響が、今後どのように展開していくのか、ますます期待が高まります。

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