盛岡市立下小路中学校

概要

盛岡市立下小路中学校は、岩手県盛岡市愛宕町に位置する公立の中学校です。この学校は、盛岡市内にある5つの小学校から生徒を受け入れており、盛岡市では大規模校の一つとして知られています。学校の運営は岩手県中体連事務局が行い、地域教育の重要な拠点となっています。

沿革

盛岡市立下小路中学校は1948年に創設され、初代校長には綾部友治郎が就任しました。開校を記念する式典が行われ、以来、学校は数々の重要な節目を迎えてきました。1949年には盛岡市立桜城中学校を統合し、その後も1955年には盛岡市立加賀野中学校を統合しました。これにより、学校規模は拡大し、1961年には42学級、2026名の生徒を抱える県内最大の中学校となりました。

62年には学区が変更され、新たに城東中学校が開校したことにより、いくつかの地区との学区調整が行われました。また、1979年には新校舎が落成し、学校の設備が充実しました。

近年では、2004年に女子駅伝チームが岩手県中学校駅伝大会で優勝し、全国大会にも出場しました。さらに2005年には全国教育美術展において「学校賞」を受賞するなど、学業とスポーツ両面で成果を上げています。

教育活動

下小路中学校では生徒の成長や教育の質を高めるため、多彩な行事や活動が実施されています。毎年4月には新任式や始業式、入学式などが行われ、新しい学年の始まりを祝います。「修学旅行」や「宿泊研修」など、中学生ならではの体験を通じて生徒同士の絆を深め、成長を促しています。

また、5月には体育祭、6月には総合体育大会があり、多くの生徒が参加します。7月には期末テストや終業式が行われ、楽しい夏休みを迎える準備をします。9月には陸上競技大会や新人体育大会が開催され、毎年多くの生徒がスポーツを楽しむことができます。

さらに、特別なイベントとして「文化祭」や「予餞会」などがあり、生徒が自主的に企画する場も豊富です。これにより、生徒はリーダーシップや創造力を養い、充実した学校生活を送っています。

学区と生徒数

下小路中学校の学区には、山岸小学校、城南小学校、仁王小学校、そして高松小学校の一部が含まれています。2021年2月の時点で、合計507名の生徒が在籍しており、その内訳は1年生143名、2年生190名、3年生148名、特別支援学級26名となっています。

アクセス

盛岡市立下小路中学校へのアクセスは、JR東日本またはIGRいわて銀河鉄道の盛岡駅から出ている県交通バス「310」に乗り、「愛宕町口」で下車後、徒歩約3分です。

著名な出身者

この学校からは多くの著名な出身者も輩出されており、例えば玉澤徳一郎、高橋比奈子、浅沼晋太郎、ふじポン、川村卓也、加藤真輝子、照井七瀬などがいます。

下小路中学校は、豊かな教育環境と多彩な行事を特徴とし、地域に根ざした教育を通じて生徒の成長を促しています。

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