相越久枝

相越 久枝（あいごし ひさえ）は、1964年12月21日生まれの日本のメディアパーソナリティ、ラジオ番組の作り手です。熊本県熊本市にルーツを持ち、血液型はB型。

彼女のキャリアは、熊本音楽短期大学を卒業後、YAMAHAでデジタルインストラクターとして技術指導に携わったことから始まります。1990年にはFM長崎に入社し、ラジオの世界へ本格的に足を踏み入れました。その後、1994年にFM長崎を離れてフリーランスの道を選び、ディレクター兼DJとして活動の場を広げます。福岡、東北、南九州、そして東京と、その活動範囲は全国におよび、ラジオ番組だけでなくテレビ番組にも携わり、多方面でその才能を発揮しています。

ラジオパーソナリティ、DJとしての顔に加え、番組ディレクターとして制作にも深く関わるなど、ラジオメディアにおける豊富な経験と多様なスキルを持っています。これまでに、cross fmをはじめ、FM熊本、FM長崎、Date FM、FM青森、FM岩手、FM秋田、FM山形、ふくしまFM、FM佐賀、JFN系列各局、東北放送など、全国各地の様々な放送局で数多くの番組に出演し、または制作に携わってきました。現在のレギュラー番組としては、cross fmの「RADIO◎CONNECTOR」や「Brandnew! Saturday」があります。

相越久枝という人物は、そのプロフェッショナルな仕事ぶりだけでなく、個性的なエピソードでも知られています。

活動のフットワークの軽さを象徴するかのように、入院時以外は5日続けて同じ場所に寝たことがないというほどの移動性を自認しています。
番組関係者からは親しみを込めて「ひなちゃん」という愛称で呼ばれています。
熱心な城郭愛好家であり、戦国武将にも造詣が深く、中でも加藤清正を深く敬愛しています。
運動不足解消のために始めたという「Wii Sports」では、ゴルフとテニスの腕前がプロ級に達するほど打ち込みました。
人気ロックバンド、THE YELLOW MONKEYとはデビュー当時からの親交があり、彼らのライブでは開演前後の影アナウンスを数多く担当しました。また、東京ドームで行われた解散イベントではMCを務めています。近年でも、ボーカリストである吉井和哉氏のソロコンサートで彼女の声が聞かれることもあります。
ある時、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロト氏、真島昌利氏との会食の場で驚くほど多くの餃子を平らげたことから、彼らから「ギョウザ！」「餃タン」といったユニークなあだ名を付けられたという逸話があります。
台湾の人気グループF4の香港でのコンサートを観覧した際、ライブで熱狂するその姿が偶然ヤフーニュースに掲載され、その画像を見た番組スタッフがその変貌ぶりに言葉を失うほどだったという出来事もありました。
近年（2015年頃以降）は、デビュー以前からの旧知である歌手の及川光博氏が彼女を「ゴシゴシ姉さん」（あるいは単に「ゴシゴシ」）と呼ぶようになったことから、リスナーの間でもこの愛称が浸透しています。

テレビ出演としては、GLAYの特集でインタビュアーを務めた「LIVES TV」や、「サタブラPlus」、「格闘的音楽番組・MUSIC-VALE-TUDE」、「SOPHIAの見えるモハッ！」などがあります。また、イベントMCとしても「唐沢寿明 トークディナーショー」、「YAMAHAティーンズ・ミュージック・フェスティバル」、「椎名林檎 リンリン生唾フェスタ2001」、「GLAY EXPO 2001 GLOBAL COMMUNICATION」などで司会進行を務め、その軽妙なトークでイベントを盛り上げています。

さらに、熊本日日新聞や熊本県庁のウェブサイトでコラムを連載するなど、執筆活動も行っています。

多岐にわたるメディアで活動し、リスナーや著名なアーティスト、そして関係者から厚い信頼と親しみを得ている相越久枝氏は、ラジオパーソナリティ、DJ、ディレクターとして、日本の放送業界において独自の存在感を放っています。

もう一度検索