眉山湧水群

眉山湧水群：眉山の麓に息づく名水の数々

徳島市のシンボル、眉山の麓に位置する眉山湧水群は、古くから地域の人々の生活を潤してきた貴重な水源です。東山手町、寺町、南佐古、加茂名町一帯に点在する湧き水は、それぞれが独特の個性と歴史を持ち、訪れる人々を魅了しています。

眉山湧水群を代表する湧水

青龍水
椎宮八幡神社の裏手に位置する青龍水は、ボーリング調査中に偶然湧き出したという珍しい経緯を持ちます。快神社によって管理されており、その水は清らかで、訪れる人々の喉を潤します。水紀行50選1-1番に選定されています。
所在地：徳島市南佐古七番町

雲龍水
椎宮八幡神社の境内に湧き出る雲龍水は、近年水量が減少傾向にあり、水が無い日もあるとのこと。かつては豊富な水量を誇り、地域の人々の生活を支えていました。水紀行50選1-2番。
所在地：徳島市南佐古七番町

春日水
眉山（大滝山）の麓、春日神社の境内に位置する春日水は、静かで落ち着いた雰囲気の中で湧き出ています。神社の厳かな雰囲気と相まって、心静かに水を汲むことができます。水紀行50選1-3番。
所在地：徳島市眉山町大滝山1

錦竜水
眉山湧水群の中でも最も有名な錦竜水は、その名が示す通り、美しい水が特徴です。この水は、徳島銘菓である滝の焼餅や、太閤酒造場で製造される日本酒の仕込み水としても使用されています。地域を代表する味を支える名水です。水紀行50選1-4番。
所在地：徳島市寺町

鳳翔水
瑞巌寺の境内にある鳳翔水は、阿波名水の一つとして知られています。茶の湯にも利用されるほど水質が良く、上品な味わいが特徴です。寺院の静寂の中で、ゆっくりと湧き出る水を味わうことができます。水紀行50選1-5番。
所在地：徳島市東山手町3

桐の水
眉山山内にある西部公園に位置する桐の水は、かつて金連寺に湧き出ていた水を復活させたものです。徳島藩主・蜂須賀候が茶の湯に用いたという由緒ある名水で、眉山湧水群の中でも最も高い場所から湧き出しています。1989年に復活し、現在も多くの人々に親しまれています。
所在地：徳島市加茂名町庄山


これらの湧水は、「とくしま水紀行50選」や「とくしま市民遺産」に選定されており、徳島市を代表する貴重な財産として保護されています。眉山を訪れた際には、ぜひこれらの湧水群を巡り、それぞれの水が持つ独特の風味や歴史に触れてみてください。

関連情報

眉山 (徳島市))
錦竜水
蔵清水

外部リンク

眉山周辺の湧水 - 徳島市

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