県北西部地域医療センター国保白鳥病院

県北西部地域医療センター国保白鳥病院

県北西部地域医療センター国保白鳥病院は、岐阜県郡上市に位置する医療機関で、郡上市が運営している公的な医療施設です。この病院は、全国に900以上存在する国民健康保険診療施設の一つで、白鳥町国民健康保険白鳥病院を前身としています。2004年の市町村合併に伴い、郡上市が管轄することとなりました。元々の名称から「町病院」とも呼ばれることがあります。

この病院は、岐阜県北西部における地域医療の確保を目指し、郡上市、高山市荘川地域、大野郡白川村の3つの国保診療所や介護老人保健施設を統括する県北西部地域医療センターの基幹病院として位置付けられています。2015年4月にこのセンターが発足し、地域医療の核となる役割を担っています。

概要

白鳥病院は、7つの診療科と46床（全て一般病床）を有する地域の医療拠点です。岐阜県知事により救急指定病院として認定されており、特に旧白鳥町周辺では最も歴史のある病院の一つです。地域医療の中心を担う中核病院として、鷲見病院と並ぶ重要な役割を果たしています。

しかし、地方都市である郡上市では医師不足が顕在化しており、特に全国的な問題となっている産婦人科では、常勤医が1名しかいない状態が続いています。これを受けて、岐阜大学からの指導に基づき、郡上市民病院への医療サービスの集約化が提案されました結果、白鳥病院では分娩の取り扱いが休止されています。ただし、婦人科診療は引き続き行われています。

リハビリテーションに重点を置いた医療

郡上市では高齢化率が約30%に達しており、白鳥病院は特にリハビリテーションに力を入れています。ここでは日本で最初に導入された高齢者向けの筋力増強システムが整備されており、リハビリテーション専用プールなども完備しており、地域包括医療の最前線となっています。このことから、医療従事者たちの視察が多く訪れるようになっています。

設備と施設

白鳥病院は、MRIやマンモグラフィなど、高度な医療機器を備えています。また、透析センターやリハビリセンター、在宅介護支援センターなど、周囲の福祉・保健分野を含めた多様な施設が併設されており、地域の医療を支える中核拠点として機能しています。なお、病院内は全面禁煙化されており、駐車場も利用可能です。

健康教室と地域医療連携

白鳥病院では、地域包括医療の一環として、リハビリテーションだけでなく、予防接種や健康教室などの保健福祉サービスにも力を入れています。この取り組みに関連して、地域医療連携室が設置され、病院と診療所の連携を進めています。これにより、地域内での医療提供がスムーズに行われることを目指しています。

診療科目

• - 内科
• - 循環器科
• - 小児科
• - 皮膚科
• - 婦人科
• - リハビリテーション科
• - 放射線科
• - 専門外来（リウマチ外来など）

アクセス

• - 長良川鉄道越美南線 美濃白鳥駅から徒歩約10分
• - 岐阜バス：高速八幡線・八幡白鳥線「郡上北消防署前」バス停から徒歩約5分
• - 東海北陸自動車道 白鳥ICから約5分

公式ウェブサイトもありますので、更なる情報を得るためにはそちらもご覧ください。

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