眞庭城聖

眞庭城聖：ストリートからプロへ、そしてGMへ

眞庭城聖（まにわ じょうせい、1986年5月27日生まれ）は、福岡県出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはフォワードで、身長193cm、体重88kg。現在はB.LEAGUEの滋賀レイクスターズでGM（ゼネラルマネージャー）を務めています。

ストリートボールからプロへ

眞庭選手は、ストリートボールの世界では「MONEY」の名で知られていました。小学校5年生からミニバスケットボールを始め、福翔高校時代にはセンターとして国民体育大会の福岡県選抜メンバーに選出されるなど、早くから才能を発揮していました。

日本体育大学に進学後も、全日本大学バスケットボール選手権大会で2006年と2007年の2度、スリーポイント王に輝き、4年次にはキャプテンを務めました。また、22歳以下のバスケットボール男子日本代表候補にも選ばれるなど、将来を嘱望される選手でした。

大学卒業後は、意外にもモデルに転身。しかし、バスケットボールへの情熱は冷めることなく、ストリートボールチーム「UNDERDOG」に加入し、「SOMECITY」や「HOOPERS」などのストリートボールリーグに参戦。2012年には、NBA主催の大会「NBA 3X」で優勝し、MVPに選ばれるなど、ストリートボールの世界で確固たる地位を築きました。

2013年、NBL（ナショナル・バスケットボール・リーグ）の開始に合わせて結成された熊本ヴォルターズに入団し、5人制バスケットボールに復帰。2シーズン在籍後、2015-16シーズンには地元クラブのライジング福岡に入団しましたが、1年で契約満了となり、B.LEAGUEの自由交渉選手リストに公示されることとなりました。

茨城ロボッツでの活躍

2016年、B2リーグ所属の茨城ロボッツに前田陽介、河野誠司と共に加入。この年から3人制バスケットボール・3x3での活動も本格化させ、「BREX.EXE」に加入。その後、「UTSUNOMIYA BREX.EXE」にチーム名が変更された後も、2020-21シーズンまで活動を続け、自身も3x3の日本代表候補に度々選出されるようになりました。

茨城ロボッツでは、2016-17シーズン後半からスモールフォワードのポジションを獲得し、スターターとして定着。以降、2020年1月に途切れるまで、181試合連続スターター出場という記録を打ち立てました。特に3月以降の20試合中17試合で2桁得点を記録するなど、目覚ましい活躍を見せました。

2017-18シーズンからはキャプテンに就任し、2019-20シーズンまで3シーズンにわたってチームを牽引。このシーズンには、B2の日本人選手最多となる1試合平均13.1得点を記録するなど、スコアラーとしての才能も開花させました。ローポストでの動きやシュート力を武器に、茨城ロボッツで3シーズン連続で日本人選手の最多得点を記録しました。

2020-21シーズンは、チームがB1昇格を果たすも、眞庭選手自身のパフォーマンスは低調に終わり、シーズン終了後に退団。しかし、5シーズンにわたる貢献を称えられ、クラブ初の壮行会が開催されました。

山形ワイヴァンズ、そして滋賀レイクスターズへ

2021-22シーズンは山形ワイヴァンズへ移籍。しかし、パフォーマンスに波があり、安定した活躍を見せることができませんでした。翌2022-23シーズンには、茨城時代以来となるキャプテンに就任し、プレータイムや平均得点などを向上させました。

2023-24シーズンは、B2降格が決まった滋賀レイクスへ移籍。滋賀レイクスの社長である原毅人とは、ストリートボール時代からの旧知の仲でした。滋賀では初年度から副キャプテン兼オフコートキャプテンを務めました。2023-24シーズンをもって現役を引退。

GMとしての新たな挑戦

2024年5月25日、滋賀レイクスのGMに就任。選手としての経験と知識を活かし、チームの強化と発展に貢献することが期待されています。ストリートボールからプロバスケットボール選手へ、そしてGMへ。眞庭城聖の新たな挑戦が今、始まります。

もう一度検索