真夏のトレモロ

概要

「真夏のトレモロ」は、1991年6月19日にポリスターからリリースされたWinkの11枚目のシングルです。この楽曲は、作詞が及川眠子、作曲が工藤崇、編曲が門倉聡によって手がけられています。

曲の特徴

表題曲は、リズミカルでありながら、激しいビート感が特徴的なナンバーです。音楽情報誌『ザテレビジョン』でもこの楽曲が「ラテンふうのナンバー」として紹介され、そのユニークなアプローチが注目されました。また、前作「ニュー・ムーンに逢いましょう」に引き続き、このシングルはパナソニックのヘッドホンステレオRQ-S35およびRQ-S35VのCMに起用されています。

カップリング曲

このシングルにはカップリング曲として「Shake it」も収録されています。この曲の作詞は三浦徳子が担当し、作曲はKE-Y、編曲は再び門倉聡です。多彩な音楽スタイルを持つWinkが魅力を存分に発揮した楽曲となっています。

チャート成績

「真夏のトレモロ」は、オリコンの週間ランキングにおいて1991年7月1日付で初登場2位を記録しました。その後も、9月23日付での91位まで、夏から秋にかけて13週連続でチャートにランクイン。年間ランキングでは、1991年度において売上22.511万枚を達成し、63位にランクインしています。

ソロパートの変更

この楽曲において特筆すべきは、歌唱順の変更です。従来は翔子が先に歌い、その後に早智子が続くスタイルでしたが、「真夏のトレモロ」からは、早智子が最初に、次に翔子が歌う形式に変更されました。これにより、彼女たちのデュオのパフォーマンスにも新たな息吹が加わりました。

収録アルバム

「真夏のトレモロ」は、いくつかのアルバムに収録されています。具体的には「真夏のトレモロ」、「Queen of Love - Album Version」、「Fairy Tone 2 - オリジナル・カラオケ」、「Diamond Box - Remix」、「Raisonné」、「Diary」、「Reminiscence」、「WINK MEMORIES 1988-1996 - リマスタリング」、「TREASURE COLLECTION WINK BEST」など、多数の作品で親しまれています。

テレビ出演

この曲は、在京キー局のテレビ番組でも何度も披露され、Winkのパフォーマンスを通じて多くの人々に愛されてきました。なお、テレビ放送日は地域によって異なる場合があります。

カバー

「真夏のトレモロ」は他アーティストによってもカバーされています。例えば、Yoo Yooは英語版「Mid-Summer Night's Tremolo」をリリースし、EnGene.も自身の11thシングルとして同名の曲を発表しています。これにより、Winkの名曲が世代を超えて受け継がれていることがわかります。

このシングルはWinkの音楽キャリアにおける重要な作品であり、今でも多くのファンに親しまれています。

もう一度検索