真夜中ギンギラ大放送

真夜中ギンギラ大放送

『真夜中ギンギラ大放送』は、1982年4月1日から1984年9月28日まで、ラジオ関西で放送された深夜のワイド番組です。これは、ラジオ関西が初めて設けた深夜放送であり、特徴的なパーソナリティ陣が魅力の一因となりました。

概要と放送内容

番組は、月曜日から土曜日の午前0時以降に放送されていました。最初のメインパーソナリティには、九十九一、青芝金太、アゴ&キンゾー、おぼん&こぼんなどの名のあるコメディアンが名を連ね、特に「お笑いスター誕生!!」でのグランプリ受賞者たちによる進行が注目を集めました。土曜日は笈田敏夫、古今亭圓菊、宮田輝といったアダルト層に人気のパーソナリティが登場し、他の曜日とは一味違った趣を提供しました。

本番組は東京・銀座の「ドリームスタジオ」から、神戸の本社へ専用回線を介し要素を送る形で放送され、「東京発」としての位置付けを得ました。当初は生放送が主でしたが、後には一部番組が事前収録されるようになりました。ありがとう局として、番組はラジオ関西の営業成績にも寄与し、多くのリスナーの支持を受けました。

パーソナリティとコーナー

各曜日には多彩なパーソナリティが出演し、番組の魅力を引き立てる内包番組『コーヒー・ブレイク』も1983年からスタートしました。オープニングテーマはダン・シーゲルの『Great Expectations』から始まり、後にTHE SQUAREの『ハロー・グッドバイ』へと変わりました。放送時間も最初は3時間でしたが、1983年4月から2時間に短縮されました。これは、新たに始まる『日産ディーゼル ミュージック・ロード 夜はまだまだ』という番組の影響によるものでした。土曜日の放送は1984年4月で終了しました。

交替劇とパーソナリティの変遷

1983年7月には、急なパーソナリティ交替がありました。和泉友子が出演予定の放送に替わって突如橋幸夫が登場し、リスナーに驚きを与えました。この変更は、制作会社の社長とディレクター間のトラブルが原因であり、聴取率の低迷から厳しい意見が交わされた結果、スタッフが外される事態に至ったのです。リスナーは「突然別の人が喋っていてびっくりした」といった反応を示しました。

番組の最後まで残ったパーソナリティや、さまざまなコーナーが進化し続ける中、各曜日やコーナーのパーソナリティは変わっていきました。特に月曜日の九十九一や、火曜日の金太・紋太は長い間番組を支えました。

まとめ

『真夜中ギンギラ大放送』は、その多彩な出演者とユニークなコーナー、また急な人事異動等々、放送の隙間から多くのドラマを生み出しました。リスナーに愛されたこの深夜番組は、ラジオ関西の歴史の中でも特異な存在であり、ミレニアムに向けての感慨深い時間を共有した番組でした。

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