真宗佛光寺派

真宗佛光寺派について

真宗佛光寺派（しんしゅうぶっこうじは）は、浄土真宗の一派であり、京都市下京区に位置する佛光寺を本山としています。この宗派は、親鸞の門弟である真仏を祖とし、了源を中興の祖としています。また、「真宗仏光寺派」と新字体で表記されることもありますが、正式には「真宗佛光寺派」と旧字体で表記されます。

歴史的背景

真宗佛光寺派は、親鸞の門弟である真仏が率いた高田門徒から分かれた武蔵国荒木（現在の埼玉県行田市荒木）の源海が率いる満福寺を中心とする荒木門徒の流れを汲んでいます。この流れが、今日の真宗佛光寺派の基礎を形成しました。

本尊と脇掛

真宗佛光寺派の本尊は阿弥陀如来です。阿弥陀如来の絵像は、後光が7本あるのが特徴です。脇掛としては、右に九字名号（南無不可思議光如来）、左に十字名号（帰命尽十方無礙光如来）が祀られています。これらの仏像や名号は、信仰の中心として重要な役割を果たしています。

教区

真宗佛光寺派は、本山以外にも多くの寺院を有しており、それらは地域ごとに教区に区分されています。以下に主な教区を挙げます。

北海道教区：北海道地方
東京教区：東北地方、関東地方
新潟教区：新潟県
福井教区：福井県
滋賀北教区：滋賀県北部（彦根市以北）
滋賀南教区：滋賀県南部（東近江市以南）、三重県
京都教区：京都府
大阪教区：大阪府
大阪別院：大阪府
奈良教区：奈良県
中国教区：兵庫県、中国地方
四国教区：四国地方
* 九州教区：九州地方

これらの教区は、それぞれの地域における教化活動を担い、真宗佛光寺派の教えを広める上で重要な役割を果たしています。

関連宗派・寺院

真宗佛光寺派に関連する宗派や寺院としては、真宗興正派や興正寺が挙げられます。これらの宗派や寺院は、歴史的なつながりや教義上の共通点を持っており、真宗の多様性を示す一例と言えるでしょう。

その他の情報

真宗佛光寺派の末寺は約390寺あり、その教えは日本各地に広がっています。宗派の歴史や教義については、佛光寺の公式ウェブサイトや関連書籍で詳細を知ることができます。真宗佛光寺派は、その長い歴史の中で、多くの人々の信仰を集め、心の拠り所となってきました。今後も、その教えは多くの人々に受け継がれていくことでしょう。

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