真島省三

真島 省三について

真島省三（まじま しょうぞう、1963年1月12日生まれ）は、日本共産党に所属する日本の政治家です。衆議院議員を1期務めた彼の経歴や政策について詳しく見ていきましょう。

略歴

真島省三は長崎県佐世保市で生まれ育ちました。佐世保市立山手小学校、佐世保市立花園中学校を経て、長崎県立佐世保北高等学校を卒業。その後、九州工業大学に進学し、北九州市に移り住みました。この大学では日本民主青年同盟に加入し、共産党の活動に関わるようになります。大学を中退した後は、民青同盟の職員に就任し、その後戸畑地区委員長に就任します。

彼はさらに、日本共産党の八幡遠賀地区委員会委員長を歴任をしました。2007年の第16回統一地方選挙では、福岡県議会議員選挙に八幡西区選挙区から立候補し、見事に当選しました。この選挙では、真島は唯一の共産党所属県議でした。彼は当時の福岡県知事であった麻生渡に対し、県町村会に関する汚職問題を厳しく追及しました。しかし、次回の選挙では議席を維持できず、共産党は県議会での議席をすべて失ってしまいました。

この結果、真島は国政への活動の場を求めることになります。2012年に行われた第46回衆議院議員総選挙では、福岡9区から立候補しましたが、落選。次の年には第23回参議院議員通常選挙に福岡県選挙区から出馬しますが、再び落選しました。彼の政治活動は試練に遭遇しますが、2014年の第47回衆議院議員総選挙では福岡9区から立候補し、複数の候補に挑む中、比例九州ブロックで当選を果たしました。これにより初めて国会議員としての議席を持つことになります。

彼は北九州市東部の福岡10区を活動基盤とし、同選挙では比例単独立候補で当選した田村貴昭と協力して北九州地区での党勢拡大に貢献しました。高瀬菜穂子の県議復帰や共産党の議席回復にも寄与しました。

しかし、その後の選挙では再度苦戦を強いられます。2017年の第48回衆議院議員総選挙では、福岡9区からの立候補に挑みましたが、自民党の三原朝彦に敗れ、比例復活も果たせませんでした。2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙でも無所属の緒方林太郎に敗北しました。また、2021年11月24日には共産党福岡県委員会より次回参議院議員通常選挙に擁立されることが発表されましたが、結果は6位で落選しました。そして2023年4月の福岡県議会議員選挙では北九州市八幡西区選挙区から出馬しましたが、次点で落選しました。

政策と信念

真島省三は、彼の政治活動においていくつかの明確な政策を持っています。2014年の毎日新聞による候補者アンケートでは、以下のような意見を表明しています。

• - 憲法9条の改正に反対する。
• - 集団的自衛権の行使を容認することに同意しない。
• - アベノミクスについて評価しない。
• - 村山談話や河野談話は見直すべきではない。
• - ヘイトスピーチを法律で規制することに賛成。
• - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。

人物と家族

真島は家族として妻と息子がいます。趣味は山登りで、自然に親しむ時間を大切にしているようです。真島省三の長い政治人生は、彼の信念とともに続いており、今後の活動にも注目が集まります。

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