真柱

天理教における真柱（しんばしら）とは、教団の代表者を指す役職名です。天理教の信仰において中心的な存在であり、重要な役割を担っています。

真柱の選出と役割

真柱は、教祖である中山みき（おやさま）の血統を受け継ぐ者の中から、本部員会議において推戴されることによって選ばれます。立教以来、その役目は中山みきの子孫が代々世襲しており、教統を継承しています。

真柱は、天理教の代表として教務全般を統括します。具体的には、教義や祭儀に関する裁定を行い、祭儀を執り行うなど、信仰の中心として重要な役割を果たします。また、教祖殿においては、存命の教祖の命を受け、親神の「よふぼく」（布教者）となる信者に「さづけの理」を行うことが、真柱の専掌事項とされています。

真柱の呼称について

第二次世界大戦終結までは、明治政府の宗教法規上の呼称である「管長」や「本部長」、「教長」が一般的に用いられていました。「管長」という呼称は、社会的なものであり、教義に基づくものではないとされています。

1946年（昭和21年）3月に制定された『天理教教規』において、「天理教の教統は真柱に在り、真柱は教祖の血統を承継する中山家の男戸主之に当る、真柱は管長とも称す」と明記され、真柱が天理教の教統を担うことが明確化されました。

歴代真柱

歴代の真柱については、天理教の公式サイトや関連書籍に詳細な情報が掲載されています。

関連項目

* 天理教

真柱は、天理教の信仰と教団運営において不可欠な存在です。その役割と歴史を理解することは、天理教への理解を深める上で重要と言えるでしょう。

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