真英寺

真英寺（しんえいじ）は、東京都新宿区にある真宗大谷派の寺院です。

歴史

真英寺は、1617年（元和3年）に祐真によって開山されました。当初は麹町に位置していましたが、その後、5回以上の移転を繰り返しています。1841年（天保12年）に現在の場所に移転しました。これほどまでに移転を繰り返したのは、有力な檀家、特に徳川将軍家や大名家といった庇護がなかったためではないかと考えられています。

寺の歴史を語る上で、幾度もの移転は大きな特徴です。開山当初から現在に至るまで、寺は様々な変遷を経てきました。その背景には、社会情勢や経済的な要因、そして檀家の状況など、様々な要素が複雑に絡み合っていると考えられます。

寺宝

真英寺には、歴史と信仰を今に伝える貴重な寺宝が数多く伝えられています。その中でも特に重要なものとして、本尊である阿弥陀如来立像があります。この像は、寺の中心となる仏像であり、訪れる人々の信仰の対象となっています。また、親鸞聖人御絵伝（掛軸）も所蔵しており、これは親鸞聖人の生涯を描いたもので、真宗の教えを伝える上で非常に重要な役割を果たしています。

これらの寺宝は、真英寺の歴史と信仰を物語る上で欠かせないものであり、地域の人々からも大切に守られています。

交通アクセス

真英寺へのアクセスは以下の通りです。

東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅3番出口より徒歩6分
四ツ谷駅より徒歩11分

どちらの駅からも比較的アクセスしやすく、都心からの訪問も容易です。

真英寺は、歴史と文化が息づく寺院であり、静かで落ち着いた雰囲気の中で、歴史を感じ、心静かに過ごすことができるでしょう。新宿を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

参考資料

新宿区立図書館 編『四谷南寺町界隈（新宿区立図書館資料室紀要5）』新宿区立図書館、1971年

外部リンク

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