眩暈/edge

シングル「眩暈/edge」について

「眩暈/edge」は、鬼束ちひろが2001年2月9日にリリースした4枚目のシングルです。このシングルは、彼女のデビューからちょうど1周年の記念として、アルバム『インソムニア』の先行シングルとして発表されました。特筆すべき点は、このシングルが初の両A面シングルであることです。アーティストとしての成長を感じる重要な作品となっています。

シングルの概要

このシングルは、鬼束ちひろ自身が作詞・作曲を手掛け、羽毛田丈史が編曲を担当しています。CD-EXTRA仕様で、オリジナルのスクリーンセーバーが収録されている他、彼女の過去の楽曲「シャイン」のテレビスポットや「月光」のプロモーションビデオの一部、さらには「Cage」のテレビスポット（テロップなし）も収められています。これにより、ファンにとっては非常に価値のある商品となっています。

収録曲

このシングルには、以下の曲が収録されています。
1. 眩暈 (5:08)
作詞・作曲：鬼束ちひろ / 編曲：羽毛田丈史
- この曲はエステティックサロン『ラ・パルレ』のCMソングや、テレビ朝日系の番組『大学王』のエンディングテーマにも使われました。初のバラードとして、多くのリスナーに愛され、鬼束ちひろの代表曲の一つに数えられています。歌詞は、男女間の不和をテーマにしたもので、歌唱力とともに、女子の立場から描かれる感情が共感を呼びました。この曲の功績により、第43回日本レコード大賞では作詩賞を受賞しています。そして、音楽番組に出演した際、この曲を裸足で歌う姿が印象的でした。

2. edge (4:38)
作詞・作曲：鬼束ちひろ / 編曲：羽毛田丈史
- 「edge」は、全国東映系公開映画『溺れる魚』の主題歌としても知られています。この楽曲は、鬼束が19歳のときに書いたもので、当初は英語で作詞されていましたが、その後日本語に翻訳されて収録されています。プロモーションビデオは著名な監督、堤幸彦が手掛け、その視覚表現も話題を集めました。堤監督は、この曲について「バランスを失って倒れる瞬間を捉えた歌詞」と評価しています。

3. 眩暈 (Inst.) (5:07)
4. edge (Inst.) (4:37)

また、CD-EXTRAにはオリジナルのスクリーンセーバー「CHIHIRO Screen Saver」も収録されています。

収録アルバム

「眩暈/edge」は、次のアルバムにも収録されています：

• - 『インソムニア』
• - 『the ultimate collection』
• - 『SINGLES 2000-2003』
• - 『ONE OF PILLARS 〜BEST OF CHIHIRO ONITSUKA 2000-2010〜』
• - 『GOOD BYE TRAIN 〜ALL TIME BEST 2000-2013』
• - 『REQUIEM AND SILENCE』

このシングルは、鬼束ちひろの音楽キャリアにおいて重要な作品の一つとして、現在も多くのリスナーに支持されています。

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