矢部たかひろ

矢部たかひろ - お笑い芸人

矢部たかひろ（やべ たかひろ、1984年6月18日生まれ）は、日本のお笑い芸人であり、特にお笑いコンビ「タンデム・シップ」のボケ担当として知られています。愛媛県今治市出身で、笑業団体「しきかけ一味」にも所属しています。大学である愛媛大学を卒業後、彼はお笑いの道を歩み始めました。

学生時代

矢部は幼少期を愛媛県で過ごし、保育園の頃にはビックリマンに夢中になっていました。小学校ではピアノを学びながら、Mr.Childrenの音楽にも親しみました。中学に入ると、人気のフォークデュオ「ゆず」に影響を受けてアコースティックギターを手にしたり、嘉門達夫がパーソナリティを務める番組「KAMON・FoolYouSの爆裂スーパーファンタジー」を楽しむようになりました。高校時代には、フォークデュオを組んでストリートライブを行い、自らの表現活動を広げていきました。さらに大学では落語研究会に所属し、漫才やコントの基礎を学びました。

経歴

愛媛大学在学中、矢部はサークル内で出会った友人とコンビを結成し、松山市を拠点にアマチュアなお笑い活動を開始しました。2003年に活動を始め、2005年にはコンビを解散、松山大学の学生と新たにコントを中心としたコンビを結成しました。このコンビでも2度の単独コントライブを成功させるなど、精力的に活動しました。しかし大学卒業後の2007年には拠点を東京に移し、ピン芸人として新たなスタートを切ります。2008年には代官山プロダクションに所属しますが、同年にそのプロダクションが倒産したため、片野明隆さんと共に「タンデム・シップ」を結成しました。さらに、「印度の林檎」や「トミウラタカユキ」とともに笑業団体「しきかけ一味」を結成し、現在も活動を続けています。

芸風

矢部はピン芸人時代、『エンタの神様』に出演した際、キーボードを演奏しながら「ガッカリ」というフレーズをリズミカルに繰り返すネタで注目を集めました。また、拍子木を打ちながら現実的なテーマの歌ネタを披露し、独特のユーモアで笑いを取るスタイルが特徴的です。コンビ活動を始めてからは、漫才やコントのボケ担当として多くの舞台でその才能を発揮しています。

出演歴

矢部のピン芸人時代には、いくつかのラジオ番組やお笑いコンテストに出演し、印象を残しました。特にラジオ番組「らくさぶろうのモーニングオン」には2003年から2007年までレギュラー出演し、幅広いリスナーに親しまれました。また、数々のコンテストでも実績を残し、優勝した大会も数多くあります。プロダクション所属後も、人気番組「エンタの神様」に出演し、彼のキャッチフレーズ「がっかりなカリカリBOY」として、視聴者に強い印象を与えました。

関連項目

• - お笑い芸人
• - 愛媛県出身の人物一覧
• - タンデム・シップ
• - インドの林檎

矢部たかひろは、そのユーモアと独自のスタイルによって、日本のお笑い界での地位を確立した才能豊かな芸人です。

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