知念優来

知念優来（ちねん ゆら）

概要

2002年12月27日生まれ、日本のラグビーユニオン選手である知念優来（ちねん ゆら）は、現在ジャパンラグビーリーグワンに所属するレッドハリケーンズ大阪の一員としてプレーしています。主にバックラインのポジションで、スピードと決定力を武器とする若手有望株として注目されています。

アマチュア時代

ラグビーのキャリアは、大阪府にある全国的な強豪校として知られる常翔学園高等学校でスタートしました。高校卒業後、日本の大学ラグビー界を牽引する名門である帝京大学へ2021年に入学。ハイレベルな環境で日々研鑽を積みました。

帝京大学での飛躍

帝京大学ラグビー部の一員として、知念選手はチームの黄金期に貢献しました。大学3年次にあたる2023年度シーズンから、関東大学対抗戦グループの試合に出場するようになり、徐々に頭角を現します。同年度末に行われた第60回全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、決勝戦に先発メンバーとして出場。激しい試合展開の中、チームの勝利に貢献し、帝京大学の大会3連覇という偉業達成に貢献しました。

迎えた最終学年、2024年度シーズンの知念選手は、チームの中心選手として更なる存在感を示しました。特に、日本の大学ラグビー最高峰の舞台である第61回全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、チームの快進撃を支える活躍を見せました。準決勝、そして大学日本一を決める決勝という重要な試合で、値千金のトライをマーク。この連続トライは、帝京大学が史上初の4連覇という歴史的な金字塔を打ち立てる上で、決定的な力となりました。彼のトライは、チームに勢いを与え、観衆を熱狂させるハイライトシーンとなりました。

プロキャリアの開始

大学での輝かしい実績を置き土産に、知念選手は次のステップへと進みます。2025年2月3日には、ジャパンラグビーリーグワンに所属するレッドハリケーンズ大阪への加入が正式に発表されました。これは大学卒業を待たずにプロチームに合流するアーリーエントリー制度を利用したものであり、彼の将来性に対する高い評価を物語っています。プロの世界に早期に身を投じることで、より速いペースでの成長が期待されています。

同年3月には、帝京大学を卒業。学生としての区切りをつけ、プロラグビー選手として本格的なキャリアをスタートさせました。

今後の展望

大学ラグビー界で歴史的な4連覇に貢献し、特にビッグゲームでのトライゲッターとしての勝負強さを見せた知念優来選手。ジャパンラグビーリーグワンという新たな舞台で、彼のスピード、アジリティ、そしてここ一番での決定力がどこまで通用するのか、レッドハリケーンズ大阪の戦力としてどのような活躍を見せるのか、ファンからの大きな期待が寄せられています。

もう一度検索