石井みどり

石井みどりのプロフィール

石井みどり（いしい みどり、1949年6月23日生まれ）は、日本の政治家であり、自由民主党のメンバーとして参議院議員を2期務めてきた。彼女は広島県出身で、政治家としてだけでなく、歯科医師としても積極的に活動してきた。

学歴と経歴

ノートルダム清心中学校・高等学校を卒業した後、1976年に鶴見大学歯学部を卒業し、1980年に広島市内に小児歯科医院を開業した。以降、広島県歯科医師会や日本歯科医師会の常務理事を務め、さらに日本歯科医師連盟（通称日歯連）の顧問としても活動。厚生労働省の各種部会委員や、口腔機能向上研究班のメンバーとしてもその専門知識を活かした。

政治活動

石井は2007年に自由民主党から比例区で参議院議員に立候補し、初当選を果たした。2013年には再度立候補し、2回目の当選を果たし、その時の得票数は29万4148票に達した。この票数は自民党の比例代表で当選した18人のうち4位であり、医療界では最大の得票数であった。

彼女は、政治家として医療政策に強い関心を持ち、特に健康増進と受動喫煙防止に関する法律改正に深く関与した。しかし、2015年には自らの後援会への政治資金の迂回寄付問題が発覚し、これが政治資金規正法違反の容疑で捜査を受ける事態となった。その後、前会長を含む数名が有罪判決を受ける結果に至る。

政策と意見

石井は憲法9条の改正や自衛隊の国防軍化を支持する立場を示しており、集団的自衛権の行使を容認する意見も持っている。また、日本の核武装に関する議論の必要性を唱えることもあり、総理大臣や閣僚の靖国神社参拝について問題視していない。

さらに、原子力発電の再稼働や、海外への原発技術の輸出にも賛成している。受動喫煙防止のための法改正案にも賛成し、特に飲食店の規制に関しては、健康を守るための必要性を強調した。

プライベートと趣味

石井は曹洞宗の支援を受けており、趣味は読書や絵画、演劇鑑賞、トレッキングなど多岐にわたる。彼女はご飯と味噌汁、魚料理や旬の野菜料理を好むとされ、明るく正義感の強い性格を持っている。好きな言葉には「愛は近きより」があり、花はカサブランカを好んでいる。彼女は東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止法の実現に向けた議員連盟の幹事としても活躍している。このように、石井みどりは多岐にわたる分野でその足跡を残している政治家である。

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