石和県

石和県について

石和県（いさわけん）は、慶応4年（1868年）に明治政府によって設置された県です。甲斐国（現在の山梨[[県]]）における幕府領を管轄するために置かれました。現在の山梨[[県]]東部を管轄していました。

概要

江戸時代、甲斐国は幕府の直轄領でした。甲府には老中配下の甲府勤番支配が、在方には勘定奉行配下の三分代官支配が置かれ、甲府代官所、市川代官所、石和代官所が設置されていました。

慶応4年（1868年）9月、新政府は石和陣屋に石和県を設置しました。しかし、同年10月には、府中[[県]]、市川[[県]]とともに甲斐府に統合され、石和県は廃止されました。甲斐府はその後、甲府県を経て山梨[[県]]となり、現在に至っています。

沿革

1868年（慶応4年）
9月4日：新政府が、石和代官所があった八代郡市部村（現在の笛吹市石和町市部）の石和陣屋に石和県を設置しました。
10月28日：甲斐国内の3県が合併し、甲斐府が成立したため、石和県は廃止されました。
11月：石和郡政局が設置されました。
1869年（明治2年）
7月：石和郡政局が甲府県庁に統合されました。

管轄地域

石和県が管轄していた地域は、甲斐国の一部です。

都留郡：107村（旧田安徳川家領を韮山県が管轄した時期がありましたが、本県に移管されたかどうかは不明です。）
山梨郡のうち：26村
八代郡のうち：52村

歴代知事

石和県の知県事は、石田広和でした。在任期間は、1868年9月4日から1868年10月28日までです。

関連項目

代官
* 山梨[[県]]

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