石垣やいま村

石垣やいま村の魅力

沖縄県石垣市に位置する石垣やいま村は、日本最南端かつ最西端のテーマパークで、古民家を中心にした野外博物館です。この魅力的な施設では、八重山の豊かな自然と文化を体験することができます。

沿革

この村の起源は1981年にさかのぼり、名古屋鉄道グループの名鉄不動産により、八重山民俗園として開業しました。その後、2003年にうえちグループの傘下となり、運営を続けているあやぱに株式会社が設立されました。2008年に4軒の古民家が移築され、現在の石垣やいま村という名称に変更されました。また、2013年には新石垣空港に八重山そばの門店「やいま村」も開店しました。

自然環境

村はラムサール条約に登録されている名蔵アンパルの近くに位置しており、特にマングローブの生態系が充実しています。訪れる人々は、ウッドデッキに沿って生息する多様な動植物を観察することができるため、自然愛好者にはぴったりのスポットです。特に注意深く見るべき生物としては、天然記念物に指定されているセマルハコガメやオキナワハクセンシオマネキなどがあります。

体験プログラム

石垣やいま村では、ただ見るだけでなく、八重山の伝統文化に触れることができる多様な体験プログラムが用意されています。例えば、三線の演奏やシーサーの着色、さらにはサーターアンダーギーの製作といった沖縄ならではのアクティビティが楽しめます。また、琉球衣装での記念撮影ができるスペースも設けられており、思い出深いひと時を過ごすことができます。

古民家の紹介

村内には、登録有形文化財に指定されている4つの古民家があります。牧志邸は1923年に築かれ、元石垣市長の旧邸宅です。森田邸や大濱邸も歴史ある住宅で、それぞれ1909年と1907年に建てられました。最後に喜舎場邸も1923年に建築されています。これらの古民家は、それぞれ異なる特徴を持ち、八重山の文化を体現しています。

動物たちとのふれあい

園内には水牛池やリスザル園、カンムリワシ保護ゲージがあります。特にリスザル園では、飼育されているリスザルに専用の餌をあげることも可能で、子どもたちにも大人気のアトラクションです。また、カンムリワシ保護ゲージでは、交通事故から保護されたカンムリワシのリハビリを行っており、一般公開もされています。

交通アクセス

石垣やいま村へのアクセスは便利で、新石垣空港から車で約30分、石垣港離島ターミナルからは約20分で到着します。また、石垣バスターミナルからは東運輸バスを利用し、30分ほどでやいま村入り口に到着します。

開園時間

開園時間は9時から17時30分までで、最後の入園受付は17時です。年中無休ですが、台風接近時には臨時で閉館することがありますので、事前に情報を確認してください。

石垣やいま村は、沖縄の自然と文化を同時に楽しむことができる貴重な場所です。家族や友人と一緒に、思い出に残る時間を過ごしてはいかがでしょうか。

もう一度検索