石川県道・富山県道304号鹿西氷見線

石川県道・富山県道304号鹿西氷見線

石川県道・富山県道304号鹿西氷見線（いしかわけんどう・とやまけんどう304ごう ろくせいひみせん）は、石川県鹿島郡中能登町から富山県氷見市へとつながる一般県道です。この路線は、地域の交通を支える重要な役割を果たしています。

概要

この道路は、石川県鹿島郡中能登町の旧鹿西町中心部にある能登部から南へ進む形で始まります。道は初心者でも運転しやすい設計で、やがて旧鹿島町の南西部に位置する高畠に到達します。高畠からは山越えのルートを通り、標高300mから500mの石動山地を越えて、最終的に富山県氷見市に至ります。峠道を含むこの区間は、地域の美しい自然風景を満喫できる魅力的なルートとなっています。

• - 起点：石川県鹿島郡中能登町能登部下90部57番2地先（鹿西武道館前交差点、石川県道2号七尾羽咋線交点）
• - 終点：富山県氷見市間島161の5（間島交差点、富山県道373号薮田下田子線交点）

歴史

この道路は1960年（昭和35年）に富山県部分が認定され、その後同年の10月に石川県部分が路線認定を受けました。これにより、両県の交通アクセスが一層向上しました。

路線状況

一般的に、この道路は両側2車線（片側1車線）で構成されていますが、氷見市内では幅が狭くなっています。また、県境近くの中能登町高畠部分の峠道は、ローリング族対策として特別な施工が施されています。起点近くでは、169mにわたる消雪パイプが設置されており、冬季の安全通行が考慮されています。

歩道は、路線の起点から羽咋市および中能登町の境界、氷見市余川から稲積にかけて、そして終点付近に至るエリアに設置されています。中能登町能登部下と氷見市稲積の一部区間は、道路の両側に歩道がありますが、その他の部分は片側のみとなっています。

高畠では、国道159号と交差する高畠西交差点にアンダーパスが設置されており、自転車や小型特殊自動車（農耕車）の通行が可能です。

重複区間

• - 石川県道244号七尾鹿島羽咋線（中能登町福田から高畠交差点まで）
• - 富山県道70号万尾脇方線（氷見市余川地域）

地理と周辺施設

この道路は以下の自治体を通過します：

• - 石川県: 鹿島郡中能登町、羽咋市
• - 富山県: 氷見市

また、以下の主要道路と交差します：

• - 石川県道2号七尾羽咋線
• - 国道159号
• - 富山県道70号万尾脇方線

さらに、周辺には中能登町役場鹿西庁舎や、鹿西小学校・中学校、JR七尾線の能登部駅、原山大池、鹿島少年自然の家など多くの施設が点在しています。自然に恵まれた環境や観光スポットが多く、地域の人々や訪れる旅行者にとって魅力的な場所です。

この304号鹿西氷見線は、地域間の結びつきを強化し、交通の便を提供するだけでなく、自然景観を楽しむルートとしても利用されています。

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