石川県道55号小松辰口線

石川県道55号小松辰口線について

石川県道55号小松辰口線は、石川県小松市を起点とし、能美市に至る主要地方道です。この道路は、小松市の北東部から能美市東部の山間部を縦断しており、地域の重要な交通インフラとしての役割を担っています。

概要

この県道は、山間部に点在する集落を結ぶように敷設されています。小松市荒木田町や鵜川町など、一部区間には道幅が狭い箇所が残っていますが、全体的には両側2車線（片側1車線）の道路幅が確保されています。近年では道路の整備が進められており、特に大型車両の通行が困難であった無患子（むくろじ）トンネルにおいては、旧トンネルの東側に新しいトンネルが開通し、交通の利便性が大幅に向上しました。

終点付近には、いしかわサイエンスパークや北陸先端科学技術大学院大学といった研究・教育施設が集積しており、これらの施設へのアクセス道路としても重要な役割を果たしています。地域住民だけでなく、研究者や学生にとっても不可欠な道路となっています。

路線データ

起点: 石川県小松市軽海町365番1地先（国道360号交点）
終点: 石川県能美市宮竹町タ64番1地先（宮竹交差点、石川県道4号小松鶴来線交点）

歴史

1960年（昭和35年）10月15日：「石川県道埴田寺畠宮竹線」として路線認定されました。
1993年（平成5年）5月11日：建設省により、県道埴田寺畠宮竹線および県道金平寺井線の一部が主要地方道小松辰口線として指定されました。
1994年（平成6年）4月1日：現在の「石川県道55号小松辰口線」へと名称が変更されました。
1999年（平成11年）11月21日：新しい無患子トンネルが開通し、交通の円滑化に貢献しました。
その後、起点が軽海交差点から現在の場所に変更されました。

路線状況

重複区間

石川県道165号金平寺井線（小松市軽海町 - 小松市埴田町・鴨浦橋詰）

地理

通過する自治体

石川県
小松市
能美市

交差する道路

国道360号（石川県道165号金平寺井線 重複）（小松市軽海町、起点）
石川県道165号金平寺井線（小松市埴田町・鴨浦橋詰）
石川県道54号寺畠小松線、石川県道297号鍋谷寺畠線（能美市寺畠町）
石川県道4号小松鶴来線（能美市宮竹町・宮竹交差点、終点）

沿線施設

梯川
小松市立中海中学校
小松市立中海小学校
湧泉寺温泉
GOLF CLUB ツインフィールズ
白山カントリー倶楽部 松風コース
辰口放牧場
能美美化センター
いしかわサイエンスパーク
北陸先端科学技術大学院大学
手取川

石川県道55号小松辰口線は、地域住民の生活を支えるだけでなく、学術研究の発展にも寄与する重要な道路です。今後もその役割は、さらに重要になっていくと考えられます。

もう一度検索