石川県高等学校一覧

石川県に所在する高等学校に関する包括的な記事です。県内には国立、公立（県立・市立）、私立の様々な学校が存在します。

基本的な情報

2024年現在、石川県の全ての高等学校（国立、公立、私立問わず）は男女共学となっており、男子校や女子校といった特定の性に限定された形態の学校は存在しません。ただし、県内全ての市町に高校があるわけではなく、かほく市および能美郡川北町には高等学校が設置されていません。また、本記事では全日制以外の課程を持つ学校について、定時制は「｛定時制｝」、通信制は「｛通信制｝」、両課程併設の場合は定時制の表記で補足することとします。

公立高等学校

県立高校の歴史と現状

かつて、平成17年度（2005年度）入学者選抜までは、石川県立高校の全日制普通科への入学において三つの学区制が導入されていました。これは、居住地域によって受験可能な高校が限定される仕組みでした。大まかな地域区分は以下の通りでした。

旧第1学区：加賀地区（県の南部）、主に能美郡以南の地域。
旧第2学区：金沢地区（金沢市とその周辺）、主に白山市以北、金沢市、旧河北郡南部の地域。旧第1学区との境界にあたる旧松任市南部や美川町の一部中学校では、両学区への通学が認められるなどの弾力的な運用もなされていました。
* 旧第3学区：能登地区（県の北部）、主に河北郡以北の地域。

現在は制度が変更され、県内居住の中学生であれば、全ての県立高校について学区による制限なく受験し、進学することが可能となっています。

地域別分布と能登地区の再編

県内の高校は、南部の加賀地方から北部の能登地方へと順にリストアップされるのが通例です。特に能登地区では、少子化に伴う年少人口の減少傾向を受け、高校教育のあり方を見直す動きが進みました。2007年には県教育委員会によって将来的な高校の再編計画が発表され、具体的な統合が実行されました。例えば、飯田高校と珠洲実業高校は2008年4月に飯田高校へ統合されました。同じく2008年4月には、七尾東雲高校が中島高校を統合し、輪島高校は輪島実業高校と再統合されました。さらに2009年4月には、能都北辰高校と能登青翔高校が統合され能登高校となり、高浜高校と富来高校は統合され志賀高校となりました。また、これに続く形で、輪島高校を統合の中心とする奥能登地区におけるさらなる高校再編計画も将来的な展望として示されています。

県立高校は加賀市、小松市、能美市（例：石川県立寺井高等学校）、金沢市、白山市（例：石川県立鶴来高等学校、石川県立松任高等学校、石川県立翠星高等学校）、野々市市（例：石川県立野々市明倫高等学校）、河北郡内灘町（例：石川県立内灘高等学校）、河北郡津幡町（例：石川県立津幡高等学校）、羽咋市（例：石川県立羽咋高等学校、石川県立羽咋工業高等学校、石川県立羽松高等学校｛定時制｝）、七尾市、輪島市（例：石川県立門前高等学校 - 連携型中高一貫教育校、石川県立輪島高等学校｛定時制併設｝）、珠洲市（例：石川県立飯田高等学校）、鹿島郡中能登町（例：石川県立鹿西高等学校）、羽咋郡志賀町（例：石川県立志賀高等学校）、羽咋郡宝達志水町（例：石川県立宝達高等学校）、鳳珠郡穴水町（例：石川県立穴水高等学校）、鳳珠郡能登町（例：石川県立能登高等学校）などに設置されています。

市立高校

金沢市には金沢市立工業高等学校、小松市には小松市立高等学校が設置されています。

国立高等学校

金沢市に金沢大学附属高等学校が設置されています。

私立高等学校

金沢市、小松市（例：小松大谷高等学校）、白山市（例：アットマーク国際高等学校｛通信制｝）、七尾市（例：鵬学園高等学校）、輪島市（例：日本航空高等学校石川）などに設置されています。

その他

石川県内の高等学校に関する情報源としては、関連する学校記事一覧や、県内の小中学校、特別支援学校などに関する一覧も参照できます。また、過去に存在した石川県高等学校の廃校一覧や旧制中等教育学校の一覧なども、歴史的な背景を知る上で有用な情報です。石川県の公式ウェブサイトで公開されている公立学校一覧や私立学校種別一覧も、最新の情報を確認する上で役立ちます。

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