石川駿

石川 駿（いしかわ しゅん）

概要

石川駿（いしかわ しゅん）は、1990年5月26日に滋賀県草津市で生まれた元プロ野球選手であり、現在は大学野球の指導者として活躍しています。身長は179cm、体重は79kgで、右投右打の内野手でした。石川は地元の野球チームを経て、競技を続ける中で多くの実績を積んできました。

経歴

プロ入り前

石川は三人兄弟の中で育ち、草津市立草津第二小学校時代に軟式野球を始めます。草津中学校では投手としてプレーし、高校は滋賀県立北大津高等学校に進学。硬式野球に転向し、主にセカンドとして活躍しました。特に、3年次には横浜高校と対戦し、記念のホームランを放ってチームを勝利に導きましたが、甲子園出場には至りませんでした。高校通算で49本塁打の記録を持っていますが、プロへの道は選びませんでした。

大学時代

明治大学に進学した石川は、さまざまな怪我に悩まされながらも2014年のプロ野球ドラフトで中日ドラゴンズから指名を受け、プロ入りを果たします。大学では、クレジットの損傷や視力低下といった事故も経験しましたが、阪神タイガースとの交流戦でその力を示す一発を放ち、徐々に頭角を現していきました。大学通算で期待された成績を残すことはできなかったものの、仲間たちとの絆も深まりました。

中日時代

2015年、中日ドラゴンズに入団するも、怪我の影響で充分な活躍ができませんでした。特に2016年に一軍初出場を果たしますが、成績は思うように上がらず、出場機会は限られました。2017年には初安打と初ホームランを放ち、徐々に存在感を示しましたが、その後も怪我に見舞われました。2020年には戦力外通告を受け、現役を引退する意向を示しました。

現役引退後

2020年末に選手生活を終えた石川は、柔道整復師の資格を取得するための道を選びました。その後、ロキテクノ富山に選手兼任コーチとして入団し、指導者としての道を歩み始めます。現役時代に得た経験を生かし、選手としての活動と並行して社会人野球や高校チームへの指導に従事しています。2023年現在では、東邦高等学校の臨時コーチや国士舘大学野球部のコーチとしても活躍し、後進の指導に力を入れています。

選手としての特長

石川は、広角に打球を飛ばすことができる右の強打者として知られ、当時のスカウトからも高く評価されました。力強いスイングで多くのホームランを期待され、バッティングにおいては積極的な姿勢が評価されています。また、指導を受けた落合博満や加藤秀司、そして小笠原道大に感謝し、彼らとの出会いが自分の野球人生において大きな意味を持ったことを述べています。

まとめ

石川駿は、滋賀県出身の野球選手として多くの経験を積み、選手としてだけではなく指導者としても成長を続けています。多岐にわたる経験を持つ彼は、後進の指導においても思いやりを持って接し、選手たちの成長を見守ることに尽力しています。

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