石狩湾新港発電所

石狩湾新港発電所は、北海道電力によって小樽市に建設された液化天然ガス（LNG）を燃料とする火力発電所です。この発電所は、既存の火力発電所の老朽化対策、燃料の多様化、電力供給の安定化を目的として建設されました。

発電所の燃料となるLNGは、石狩湾新港の中央地区に位置する北海道ガス運営の石狩LNG基地から、ガス導管を通じて供給されています。これにより、安定的な燃料供給体制が確立されています。

2019年2月には1号機が営業運転を開始しました。1号機の発電能力は569,400kWです。2027年3月には2号機が着工予定で、2030年12月に営業運転を開始する予定です。また、3号機も2032年3月に着工し、2035年12月に運転を開始する計画があります。2号機と3号機の発電能力もそれぞれ569,400kWを予定しています。

すべての発電設備が稼働すると、総出力は約170万kWに達し、北海道内最大級の発電所となる見込みです。これにより、北海道全体の電力供給能力が大幅に向上し、より安定した電力供給が実現します。

設備

1号機
発電機：569,400 kW
着工：2015年8月
営業運転開始：2019年2月
2号機（予定）
発電機：569,400 kW
着工：2027年3月
営業運転開始：2030年12月
3号機（予定）
発電機：569,400 kW
着工：2032年3月
営業運転開始：2035年12月

関連項目

日本の火力発電所一覧
石狩湾新港地域
* 北ガス石狩発電所

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