石田大河

石田 大河

1997年10月1日に生まれた石田大河（いしだ たいが）は、日本のラグビーユニオン選手です。熊本県阿蘇市で育ち、現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する浦安D-Rocksの一員としてプレーしています。ポジションはフルバック（FB）で、チームの最後尾から攻撃と守備を支える重要な役割を担っています。

プロフィールとキャリアの歩み

身長176cm、体重88kgという体格を持つ石田選手は、ニックネーム「イッシ―」や「ティガー」として親しまれています。幼少期にはラグビーではなく相撲に親しんでいましたが、その後ラグビーへと転向し、地元の熊本ラグビースクールで楕円球に触れ始めました。高校時代は九州学院高校のラグビー部で技を磨き、卒業後の2016年に日本体育大学へ進学しました。大学ラグビー部では、2019年にチームの主将を務めるなど、リーダーシップも発揮しています。

大学を卒業した2020年、当時のトップリーグに所属していたNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに加入し、社会人キャリアをスタートさせました。入団翌年の2021年2月20日には、ジャパンラグビートップリーグのHonda HEAT戦にフルバックとして先発出場し、公式戦でのデビューを飾りました。その後、NTTグループの再編に伴い、2022年7月には新たに発足した浦安D-Rocksの選手としてチームに加わりました。

7人制日本代表としての活躍

石田選手のキャリアにおいて特筆すべきは、15人制だけでなく7人制ラグビーでもその才能を発揮している点です。7人制日本代表としても多くの国際大会に出場し、世界の舞台で経験を積んできました。7人制ラグビーは、広いスペースでのスピードと判断力が求められるため、フルバックとして培った能力が活かされています。そして2024年には、フランスで開催されるパリ2024オリンピックの7人制ラグビー男子日本代表内定選手に選ばれ、自身にとって初のオリンピック出場を果たすことになりました。

家族とラグビー

石田家はラグビー一家でもあり、兄の一貴氏もまたラグビー選手として活動しています。兄弟そろってラグビーの道を歩んでいることも、彼のモチベーションの一つとなっているでしょう。

今後の展望

浦安D-Rocksでのリーグワンにおける活躍に加え、7人制日本代表として世界の強豪と戦う石田大河選手。フルバックとしての堅実なプレーと、7人制で見せるアジリティとトライへの嗅覚は、チームに欠かせない存在であることを証明しています。パリ2024オリンピックでの活躍を含め、今後の彼のさらなる飛躍が期待されます。故、日本ラグビー界における彼の動向から目が離せません。

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