石神勝

石神 勝（いしがみ まさる）

岐阜県岐阜市の出身、1981年6月20日生まれの石神 勝氏は、かつて日本のトップレベルで活躍したラグビー選手であり、現在はジャパンラグビーリーグワンに所属するNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安でビジネスデザインリーダーの要職を務めています。

現役時代の主なポジションはフォワード第三列の一角であるフランカー（FL）でした。身長190cm、体重103kgという恵まれた体格を生かし、攻守にわたってハードワークをこなすプレーヤーとして知られていました。チームメイトやファンからは、「いっしー」や「マサル」といった愛称で親しまれていました。

選手キャリアの歩み

石神氏がラグビーと出会ったのは高校時代です。岐阜第一高校で競技への道を歩み始め、卒業後の2000年には大東文化大学に進学しました。大学ラグビー部で才能を磨き、この時期には後のトップリーガーとなる相亮太氏や生沼知裕氏といった面々と同級生として共に汗を流し、切磋琢磨しました。

大学を卒業した2004年、石神氏は当時のジャパンラグビートップリーグに所属していたヤマハ発動機ジュビロ（現在の静岡ブルーレヴズ）に加入し、プロキャリアの第一歩を踏み出しました。ヤマハ発動機ジュビロの一員として迎えた2005-2006シーズンの開幕戦、2005年9月17日に行われたクボタスピアーズ戦で、石神氏は先発メンバーとして公式戦に初出場を果たし、トップリーガーとしての道をスタートさせました。

2010年には、同じくトップリーグに所属していたNTTコミュニケーションズシャイニングアークス（現在のNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安）へ移籍しました。新たなチームでも中心選手として活躍を続け、チームの躍進に貢献しました。NTTコミュニケーションズシャイニングアークスでのプレーを通じて、石神氏は長年にわたり日本のトップリーグでプレーヤーとして貢献を続けました。

トップリーグでの功績と代表選出

選手としての実績の中でも特筆すべきは、2014年にジャパンラグビートップリーグでの出場試合数が100試合に到達したことです。これは選手として長期間にわたり第一線で活躍し続けたことの証であり、そのタフさとチームへの貢献度の高さを物語る記録と言えます。また、選手時代には実力が評価され、地域の代表である関西代表にも選出されるなど、様々なレベルでのプレー経験を持っています。

現役引退、そして新たなキャリアへ

2018年、石神氏は約14年にわたるプロラグビー選手としてのキャリアに区切りをつけ、惜しまれつつも現役を引退しました。

引退後もラグビー界との関わりを持ち続け、選手時代に所属したNTTコミュニケーションズシャイニングアークス（現在はジャパンラグビーリーグワンに所属するNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安）に戻り、グラウンド外からのチームサポートに携わることとなりました。2020年からは、ビジネスデザインリーダーという新たな立場でクラブの運営に深く関わっています。選手として培った経験や知識を生かし、チームのビジネス戦略やブランディングなど、多岐にわたる分野でクラブの発展に貢献しています。選手としての輝かしいキャリアを経て、現在はビジネスの側面から日本のラグビーを支える重要な役割を担っています。

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