碧志摩メグ

碧志摩メグとは

碧志摩メグは、三重県志摩市を盛り上げるために生まれた、海女をモチーフにした萌えキャラクターです。日本一の海女を目指す17歳の女の子という設定で、声優は三重県出身の小松未可子さんが担当しています。

キャラクター制作は、元バイクレーサーの浜口喜博さんの妻が代表を務める株式会社マウスビーチが行いました。志摩市には、碧志摩メグが登場する前から活動していた海女のPRキャラクター「しまこさん」も存在します。

当初、志摩市は碧志摩メグを公認キャラクターとしましたが、デザインが一部の海女や市民から「女性蔑視」であると批判を受け、マウスビーチ側から公認撤回の申し出があり、市がこれを受理。結果として、非公認キャラクターとなりました。

誕生の背景

浜口喜博さんがレーサーとしてデビュー戦を飾ったのが志摩市の合歓の郷だったことがきっかけで、志摩市への恩返しとして、外国人観光客や若年層をターゲットにしたプロモーションキャラクターの制作を発案しました。制作は、浜口さんの妻が代表を務めるマウスビーチが担当し、志摩市に提案。費用を市が負担することなく海女文化を発信できるという点で、当時の市長が承認し、2014年10月30日に市の公認キャラクターとなりました。

マウスビーチは、このプロジェクトのためにアニメ制作部門「マリボン事業部」を立ち上げ、有限会社MARIBONを設立しました。

キャラクターの展開

2014年11月1日にキャラクターが公開され、名前の公募が開始されました。国内外から2,000件もの応募があり、その中から「碧志摩メグ」という名前が選ばれました。この名前は、志摩市の青い海と、海の恵みに由来しています。翌12月10日には公式サイトも開設され、将来的にはスペイン、タイ、インドネシアなど海外への展開も計画されていました。

2016年2月3日には萌えキャラ学会の正会員となり、ご当地キャラクター人気ランキングでは全国14位（三重県下1位）を記録するなど、人気を集めました。

公認撤回騒動

しかし、公認後、碧志摩メグのキャラクターデザイン、特に磯着のデザインに対して、「女性蔑視」であるという批判が一部市民から起こりました。海女への事前の説明がないまま公認が進められたことや、海女のイメージとかけ離れているといった意見もあり、署名活動が行われ、309人分の署名が市に提出されました。

浜口喜博さんは「地域の活性化、若者の海女への関心を持ってもらうことなどを考えたデザイン」と説明しましたが、反対の動きは市外にも広がり、Change.orgでの署名運動では7,814人の賛同を得ました。

最終的に、志摩市は2015年11月5日、作成者側からの申し出によりキャラクターの公認を撤回しました。マリボン事業部は、デザインを変更せずに非公認キャラクターとして企画を継続することを発表しました。

炎上後の活動

非公認となったことで、碧志摩メグは市外での活動も可能になりました。志摩市内ではグッズが多数販売され、人気キャラクターとして定着しています。炎上騒動が全国的に報道されたことで知名度が上がり、2019年には東京都立川市でラッピングバスが走行するなど、伊勢志摩のPRに貢献しています。

プロフィール

身長：158cm
体重：46kg
血液型：O型
年齢：17歳
誕生日：7月20日
好物：手こね寿司、お菓子
好きな色：赤、白
好きな場所：横山展望台、ともやま公園
ボーイフレンド募集中

海女として

祖母が海女であり、自身も「可愛くておしゃれな海女」を目指しています。将来の夢は日本一の海女になることで、頭に水中メガネを付けて、手に磯桶を持っています。まだ潜水は得意ではありません。

関連情報

海女萌えキャラ "碧志摩 メグ" （公式サイト）
碧志摩メグ (@aoshimamegu) - X（旧Twitter）
碧志摩メグ (meguaoshima) - Facebook

碧志摩メグは、その誕生から公認撤回、そして非公認としての活動を通して、様々な議論を巻き起こしましたが、現在も志摩市のPRに貢献するキャラクターとして愛されています。

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