磯崎由加里

磯崎由加里 - 元女子プロ野球選手

基本情報
磯崎由加里（いそざき ゆかり、1991年7月26日生まれ）は、かつて日本の女子プロ野球で活躍していた投手です。彼女は「いっそ～」や「いそぴ～」という愛称でも知られています。

経歴

プロ入り前

磯崎は、野球に情熱を注ぐ父と兄の影響を受けて、野球を始めました。埼玉栄高校では女子硬式野球チームに在籍し、その後、名門の尚美学園大学に進学しました。彼女は、2010年に開催された第4回IBAF女子ワールドカップで日本代表として戦い、これをもとに2連覇に貢献します。さらに2012年と2014年にも代表入りし、特に2012年の大会では先発ピッチャー部門でベストナインに輝き、MVPにも選ばれるほどの活躍を見せました。

プロ入りの軌跡

2015年に女子プロ野球界に足を踏み入れ、埼玉アストライアに入団。ルーキーの初年度においては、16試合に登板し、防御率2.07、7勝を挙げる活躍を見せて注目を集めました。しかし、2年目の2016年には登板機会が増えたものの、防御率は3.04へと悪化し、8勝10敗と負け越す結果となります。この年のオフには肘の手術を受けることも発表しました。

2017年、復帰した彼女はキャリアの中で最多の22試合に登板し、防御率2.98を持って11勝2敗を記録。これにより、最多勝と最高勝率の2つの個人タイトルを獲得し、ベストナインにも名を連ねました。しかし、2018年は成績を徐々に落とし、21試合で5勝6敗を記録。2019年11月には、女子プロ野球リーグからの引退を発表しました。

アマチュアへの復帰

プロ野球引退後、2020年には栃木県に本拠地を置く「エイジェック女子硬式野球部」に加わり、背番号は16をつけましたが、2021年末には退団。その後、2022年には広島県の「はつかいちサンブレイズ」へ移籍し、背番号は11となりました。2023年の女子野球アジアカップではコーチとしても活動しています。さらに2024年には埼玉西武ライオンズ・レディースへと移籍し、背番号1を背負うこととなります。

プレースタイルと人物像

磯崎の身体能力は非常に高く、50メートル走を7.38秒、遠投では64メートルを記録しています。投球スタイルでは緩急を駆使し、変化球を低めに集めることで緻密に打者を打たせす。

彼女は、JWBLでは中島梨紗、NPB (およびMLB) ではダルビッシュ有と大谷翔平に憧れを抱き、背番号11はこれに由来しています。好きな食べ物は果物や寿司で、普段は女性らしい一面を持ちながら試合では力強いピッチングが魅力です。

結論

磯崎由加里のキャリアは、彼女の才能と努力の証であり、多くの女子野球選手にとっての模範といえる存在です。今後の彼女の活動にも期待が寄せられています。

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