礎会

礎会（いしずえのかい）

礎会は、民主党内に構成された議員グループであり、2011年8月19日に石津政雄や森本和義などの新人衆議院議員10名によって創設されました。このグループは、初当選組が結束して党内での影響力を高め、次期代表選で一貫した行動をすることを目指しています。特に、メンバーの一員である奥野総一郎は、当時の経済産業大臣の海江田万里氏の推薦者としても名を連ねていました。

結成以来、礎会は消費税の増税に先立って省庁の改革を進める姿勢を崩さず、活動を続けました。2011年12月26日には、消費増税法案が国会に提出される前に、衆院比例定数を80削減するための公職選挙法改正案の提出を求め、計89名分の署名を集めて樽床伸二幹事長代行に提出しました。これにより、活動の主体性を強調し、若手議員による法案提出も視野に入れた取り組みが見られました。

2012年6月26日、消費増税法案の衆院採決を前に、当グループは態度を決めかねていましたが、議論の過程で小選挙区の「0増5減」や比例定数の40削減を盛り込んだ衆議院選挙改革法案が、特別委員会に付託されたことを受け、会長の石津が賛成に賛同しました。また、同年9月の代表選においては、石津が細野豪志氏の擁立を支援する動きがありました。

礎会に所属した議員たちは、民進党の結党時にはグループは存在していませんでしたので、その後の国会議員の動向に注目が集まりました。これまでに在籍していた国会議員は多岐にわたり、国民民主党、立憲民主党、無所属として活動してきたメンバーたちが存在します。

所属国会議員の例

• - 国民民主党

- 玉木雄一郎（香川2区、5回）

• - 立憲民主党

- 奥野総一郎（千葉9区、5回）
- 白石洋一（比例四国・愛媛3区、3回）
- 湯原俊二（比例中国・鳥取2区、2回）

• - 無所属

- 緒方林太郎（福岡9区、3回）

元衆議院議員の中には、民進党や希望の党、さらにはれいわ新選組として活動していたメンバーも多く、玉木氏のほか、山尾志桜里（愛知7区、3回）や高井崇志（比例中国・岡山1区、3回）などの名前も挙げられます。

礎会は、これまでに多くの議員が所属し、民主党内での議論や政策提案に重要な役割を果たしてきました。今後も、その影響力と結束力が、党内の政策形成に寄与していくことが期待されます。すなわち、若手議員による新たな政治の風を吹き込む存在として、引き続き注目されることでしょう。

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