礒谷真帆

礒谷真帆について

礒谷真帆（いそたに まほ）は、2002年3月22日生まれの日本の女流棋士で、日本女子プロ将棋協会（LPSA）のメンバーです。千葉県習志野市出身で、将棋の師匠は所司和晴七段。千葉県立幕張総合高等学校を卒業し、現在は早稲田大学人間科学部に在学中です。将棋界でも特異な存在である彼女の家族にも興味深い背景があります。母はLPSA所属の大庭美夏で、叔母は大庭美樹です。

将棋の旅路

礒谷は小学1年生の頃に親から将棋の基本ルールを教わり、将棋の世界に興味を持ち始めました。2014年には第6回中学生女子名人戦や第7回女子アマ王位戦で優勝し、その才能を早くから証明しました。2016年の第48回女流アマ名人戦でも栄光を掴み、将棋界での名を広めます。さらに、2017年には日本女子プロ将棋協会（LPSA）の女性育成プロジェクト「GSPチャレンジ」に参加し、技能を深めました。2018年には第22回全国高等学校将棋女子選抜大会でも見事な勝利を収めました。

女流棋士への道

同年、礒谷は第12期マイナビ女子オープンのチャレンジマッチに挑み、この大会での好成績により女流棋士への道を開きました。予選を突破した彼女は、ベスト16での戦いに成功し、そこで岩根忍女流三段との対局でも勝利を収めます。この勝利により、女流棋士としての条件を満たし、2018年11月1日付けで女流2級に昇進しました。特に注目すべきは、彼女がアマチュアとして出場した大会での成績によってプロ入りした最初のケースである点です。

デビューと昇段

彼女の女流棋士としてのデビュー戦は2018年11月20日の第12期マイナビ女子オープン本戦2回戦で、ここでの成功がデビュー直後にして女流初段への昇段を叶えました。ただ、準決勝で里見香奈に敗れたことは残念でしたが、その後の可能性を示唆しました。

棋風とスタンス

礒谷の棋風は居飛車党として知られていますが、アマチュア時代には振り飛車を指すこともあり、多様な戦型を使いこなせるオールラウンダーを目指していると語っています。彼女の柔軟なアプローチは、対局における戦略の幅を広げています。

プライベートの一面

趣味としてスポーツ観戦を楽しむ礒谷は、特に桂馬を愛しており、将棋を通じてたくさんの友人を作れることに魅力を感じています。また、彼女はふなっしーが好きであることを明かし、親しみやすさも感じさせます。

昇段履歴

• - 2018年11月01日 - 女流2級
• - 2018年11月20日 - 女流初段

主な成績と在籍クラス

彼女は現在も将棋界で注目される若手棋士の一人として成長を続けています。礒谷真帆の今後の活躍が期待されており、将棋界での更なる飛躍が楽しみです。

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