祝原涼介

祝原 涼介

祝原 涼介（いわいはら りょうすけ）選手は、1996年10月6日に福岡県福岡市で生を受けた、日本のプロラグビー選手です。現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する横浜キヤノンイーグルスで活躍しています。

プロフィール

フィールドの最前線で体を張り続けるプロップ（PR）、そしてセットプレーの起点となるフッカー（HO）という二つの重要なポジションをこなす祝原選手は、恵まれた体格を持ち、身長は184センチメートル、体重は113キログラムに及びます。このサイズは、彼が担当するプロップやフッカーといったポジションで求められるパワーと安定感の源となっています。

チームメイトやファンからは「いわ」の愛称で親しまれています。日本の次世代を担う才能が集まるカテゴリーにおいてもその実力は認められ、U20日本代表やジュニア・ジャパンのメンバーとしてプレーした経験があります。また、父親がかつて東芝の社員であったという背景も持っています。

キャリア

幼少期から学生時代

祝原選手のラグビー人生は、まだ幼い3歳の頃に始まりました。この早い時期からの経験が、彼のラグビーに対する深い理解と情熱の礎となっています。

高校は全国屈指のラグビー強豪校である桐蔭学園高校に進学し、高いレベルで技術を磨きました。同校で選手としての基礎を固めた祝原選手は、2015年に卒業すると、伝統ある明治大学へと学びの場を移しました。

大学ラグビーの名門、明治大学のジャージーを着てプレーする中で、祝原選手はその実力をいかんなく発揮しました。特に、2018年にはフォワード陣を牽引するFWリーダーという重責を担い、チームの中心選手として活躍。大学選手権での経験などを通じて、選手としても人間としても大きく成長しました。

プロキャリア

4年間の充実した大学生活を経て、2019年に明治大学を卒業した祝原選手は、プロキャリアの第一歩として、当時のトップリーグ強豪チームであったサントリーサンゴリアス（現在の東京サントリーサンゴリアス）への加入を果たしました。

プロ選手として迎えた最初のシーズン、2020年1月12日に行われたジャパンラグビートップリーグの開幕節、東芝ブレイブルーパスとの一戦は、彼のキャリアにおける記念すべき瞬間となりました。この試合において、祝原選手は先発メンバーとしてピッチに立ち、待望の公式戦初出場を飾りました。強豪相手に先発で起用されたことは、チームからの期待の大きさを物語っています。

サントリーサンゴリアスで数シーズンにわたり経験を積み、プロのレベルで戦う術を身につけた祝原選手は、2023年には新たな活躍の場を求め、同じくジャパンラグビーリーグワンに所属する横浜キヤノンイーグルスへの移籍を決断しました。現在はイーグルスの一員として、これまでの経験を活かし、チームの勝利に貢献するため日々研鑽を積んでいます。プロップとフッカーという異なる役割を高いレベルでこなせる汎用性も、彼の大きな強みの一つです。

福岡で生まれ、早くからラグビーに親しみ、名門校や大学を経てプロの舞台に辿り着いた祝原涼介選手。U20日本代表やジュニア・ジャパンでの経験も持ち、将来の日本ラグビーを担う存在として期待されています。横浜キヤノンイーグルスでの今後のさらなる活躍が注目されます。

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