神保貴宏

神保 貴宏：経歴と選手としての特徴

基本情報

神保 貴宏（じんぼ たかひろ、1986年12月9日生まれ）は、北海道苫小牧市出身の元プロ野球選手で、ポジションは外野手として知られています。彼は右投右打の選手であり、プロ入り当初は育成選手としてのキャリアを歩みました。

野球のスタート

神保は、苫小牧市立沼ノ端小学校に在籍中の3年生の時に「沼ノ端スポーツ少年団」で野球を始めました。野球の潜在能力が認められた彼は、苫小牧市立沼ノ端中学校に進学し、軟式野球で投手および捕手を務めながら全道大会でベスト8に進出するなど、早い段階からその腕前を示しました。

高校時代

彼の高校生活は、北海道栄高等学校で過ごしました。ここでは、2年生の夏と3年生の夏に南北海道予選決勝に進出しましたが、いずれも駒大苫小牧高に敗れ、準優勝という結果に終わりました。

大学時代

高校卒業後、平成国際大学に進学し、関甲新学生野球連盟に加盟しました。大学では2年生から中堅手としてレギュラーに定着しましたが、全国大会に出場する機会は得られませんでした。彼の大学の先輩には、プロでも活躍した牧田和久がいます。

社会人野球とプロ入り

大学卒業後、神保は兵庫県の社会人クラブチームであるトータル阪神に入団しました。彼は2009年からチームの中堅手として活躍し、第34回全日本クラブ野球選手権大会においてチームの優勝に貢献しました。また、同年には兵庫県社会人ベストナインにも選出されています。

2011年、神保はトランシスに移籍し、同年の都市対抗野球大会の北海道地区予選で活躍を見せました。特にそのシーズンには、22試合に出場し、14盗塁を記録しました。

2011年10月27日、プロ野球ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから育成1位指名を受けました。背番号は133が付けられ、プロとしての新たな一歩を踏み出しました。

プロキャリア

2012年にはファームで65試合に出場し、主に代走や守備固めとしてプレイしました。打数は29にとどまるものの、チームトップの16盗塁を記録しました。2013年はイースタン・リーグで75試合に出場し、173打数で打率.272、本塁打3本、11盗塁を記録し、チームでも上位の成績を残しました。

しかし、2014年10月3日に球団から戦力外通告を受け、10月31日には自由契約として公示されました。その後、2015年より六花亭軟式野球部に所属し、プロの舞台を後にしました。

選手としての特性

神保のプレースタイルは、主にその俊足と強肩にあります。50メートルを5.9秒で走り、遠投は約120メートルを記録する実力を持っていました。外野手として登録されていましたが、2012年にはイースタンリーグの試合において遊撃手としても4試合プレイしています。

終わりに

神保貴宏は、その選手としての特長や経験を通じて多くの人々に影響を与えた存在です。今後も彼の道を歩む若い選手たちの励みとなることでしょう。

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