神奈川大学ラグビー部

神奈川大学ラグビー部

神奈川大学ラグビー部（かながわだいがくラグビーぶ、Kanagawa Univ Rugby Football Club）は、神奈川県横浜市に所在する神奈川大学のラグビーユニオンチームです。現在、関東大学ラグビーリーグ戦グループの5部に所属しています。長い歴史と伝統を持つチームとして知られています。

創部と歩み

チームの歴史は、神奈川大学の前身である横浜専門学校に始まります。1931年5月、横浜専門学校にラグビー部が創設されたのがチームのルーツです。戦後の学制改革を経て、神奈川大学ラグビー部としてその活動を受け継ぎました。

チームは、設立以来、関東の大学ラグビー界で着実な歩みを進めてきました。過去には優れた成績を残しており、特に1968年には関東大学ラグビーリーグ戦グループの2部で優勝を果たしています。そして、チームの歴史における最大の栄光の一つとして挙げられるのが、1986年度（1987年初頭開催）の全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会での優勝です。この全国タイトル獲得は、チームの力量を示す記念碑的な出来事となりました。

こうした実績を積み重ねる一方で、大学リーグ戦における1部リーグへの昇格は、現在に至るまで果たされていません。チームは現在も、上位リーグへの挑戦を続けています。

主なタイトル

チームがこれまでに獲得した主要な全国タイトルは以下の通りです。

* 全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会: 優勝1回（1986年度）

近年（2005年度以降）のリーグ戦績についても記録されています。

チームを彩る人々

神奈川大学ラグビー部からは、日本ラグビー界で注目される選手も輩出されています。その代表的な例が、元主将の山路泰生氏です。大学時代はプロップとして活躍した同氏は、卒業後、トップリーグ（当時）のキヤノンイーグルスに入団し、プロップとしてその力を示しました。さらに、日本代表に選出される経験を持ち、国際舞台も踏んでいます。キャリアの頂点とも言えるのが、2017年シーズンにスーパーラグビーの日本チームであるサンウルブズに所属し、世界レベルの戦いに挑んだことです。山路氏の経歴は、神奈川大学ラグビー部のOBが国内外の最高峰で活躍できることを証明するものです。

現在のチームにおいて、中心選手の一人として挙げられるのが、主将を務める佐藤陽佑氏（フランカー、城南高校出身）です。

活動場所

チームは、神奈川県横浜市緑区台村町に位置する神奈川大学附属中・高等学校のグラウンドを主な練習拠点として活動しています。

神奈川大学ラグビー部は、90年以上の歴史を持ち、全国地区対抗大会での優勝といった輝かしい実績や、トップレベルで活躍したOBを輩出する伝統を有しています。現在は関東大学リーグ戦グループの5部リーグで戦っていますが、さらなる上位リーグへの復帰を目指して日々練習に励んでいます。チームはこれからも、歴史に新たなページを加えていくことでしょう。

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