神奈川県第15区

神奈川県第15区の概要

神奈川県第15区（かながわけんだい15く）は、日本の衆議院の議員を選出する選挙区の一つです。この選挙区は1994年の公職選挙法改正によって新たに設置されました。第15区は湘南地域に位置し、平塚市、茅ヶ崎市、中郡、大磯町を含む区域が設定されています。

現在の区域

2022年に行われた公職選挙法の改正以降の神奈川県第15区の区域は次の通りです。

• - 平塚市
• - 茅ヶ崎市
• - 中郡
• - 大磯町

なお、中郡の二宮町はこの改正により神奈川県第17区に移行しました。これにより、第15区の地域が決定されたことになります。以前の区域は1994年から2022年まで同じく平塚市、茅ヶ崎市、中郡を含みましたが、相模川を境に湘南地域がその選挙区となっていました。

歴史的背景

かつての中選挙区制時代においては、茅ヶ崎市は神奈川県第3区、更に平塚市と中郡（大磯町、二宮町）は神奈川県第5区に属していました。1996年から2021年までの選挙では、平塚市を地盤とする自民党の河野太郎が当選を果たし続けました。彼は自民党の重鎮、河野洋平の息子です。

第45回衆議院議員選挙では、厳しい逆風の中、河野氏は民主党の候補者に対し大差をつけて勝利を収めました。これは歴史上、当選挙区で比例復活者を出した唯一の例です。また、2021年の第49回選挙では210,515票という歴代最高得票を記録し、圧倒的な支持を得ました。

選挙結果の概況

神奈川県第15区の近年の選挙結果を以下に示します。
1. 第49回衆議院議員総選挙（2021年）
- 内閣: 第1次岸田内閣
- 解散日: 2021年10月14日
- 公示日: 2021年10月19日
- 当日有権者数: 473,497人
- 最終投票率: 57.32%（前回比：5.9%）

2. 第46回衆議院議員総選挙（2017年）
- 内閣: 第3次安倍第3次改造内閣
- 解散日: 2017年9月28日
- 公示日: 2017年10月10日
- 当日有権者数: 469,287人
- 最終投票率: 51.42%（前回比：1.33%）

また、河野氏の他にも様々な候補者が出馬しており、立憲民主党や国民民主党から出馬した候補者は競争を繰り広げましたが、多くの候補者が苦戦を強いられました。

まとめ

神奈川県第15区は、歴史的に強固な自民党の地盤となっている地域であり、近年もその流れが続いています。特に、河野太郎氏の影響力は大きく、彼の当選回数と得票数はこの選挙区の特異性を物語っています。今後の選挙結果も注目されることでしょう。

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