神奈川県道・東京都道52号相模原町田線

神奈川県道・東京都道52号相模原町田線

神奈川県道・東京都道52号相模原町田線は、神奈川県相模原市南区当麻から東京都町田市中町を結ぶ、主要地方道です。この路線は、相模原市と町田市という2つの都市を東西に結び、両市における重要な交通動脈としての役割を担っています。

概要

この道路の最大の特徴は、全線にわたって交通量が非常に多いことです。特に、北里大学病院から若松3丁目交差点にかけての区間は、慢性的な渋滞が発生しており、この区間を通る路線バスの遅延が頻発しています。この区間は、通称「北里通り」と呼ばれ、地域住民の生活道路としてだけでなく、北里大学病院へのアクセス道路としても利用されています。

2013年には、首都圏中央連絡自動車道相模原愛川インターチェンジが開通し、相模原市内から同インターチェンジへのアクセス道路としての役割も担うようになりました。しかし、交通量の増加に伴い、慢性的な渋滞はさらに深刻化しており、北里大学病院付近では4車線化に向けた道路拡幅事業が進められています。

また、この路線は、旧相模原市域の南北を縦断する主要幹線道路と接続しており、国道16号や木もれ日通り、村富線、旧大山道、旧129号、東京都道・神奈川県道48号鍛冶谷相模原線などの道路と交差しています。さらに、町田駅前通りにも接続しており、東西を結ぶ路線として、随所で交通渋滞が発生しています。

原当麻駅南側には、JR相模線の「原当麻第一踏切」が存在し、これが渋滞の大きな原因となっています。そのため、現在、立体交差（アンダーパス）の整備事業が進められています。

路線データ

起点：昭和橋交差点（神奈川県道48号鍛冶谷相模原線、神奈川県道508号厚木城山線）
終点：名称なし交差点（東京都道3号世田谷町田線、東京都道18号府中町田線重複区間）
延長
神奈川県道：11,000 m
東京都道：1,714 m（実延長、2016年4月1日現在）
面積
神奈川県道：不明
東京都道：29,810 m2
都市計画路線名：相模原3・4・7、相模原3・3・3、相模原3・6・6、町田3・3・8
都県道認定要件：地方開発のため特に必要な道路

路線状況

通称

北里通り（鵜野森交差点以西）
フィッシングパーク通り（下原交差点先 - 相模原公園入口交差点）
北里けやき通り（相模原公園入口交差点 - 木もれびの森入口交差点）
鎌倉街道（町田市内、東京都道18号府中町田線とともに東京都通称道路名設定公告整理番号66）

重複区間

神奈川県道508号厚木城山線（昭和橋交差点 - 下当麻交差点）

道路施設

橋梁
新当麻橋（八瀬川）
枡田橋（姥川）
柴胡が原陸橋
森野橋（境川）
住吉橋（JR横浜線）

交通状況

2015年（平成27年）時点での相模原町田線の交通量は、各地点で非常に多くなっています。

地理

通過する自治体

神奈川県
相模原市（南区）
東京都
町田市

交差する道路

周辺施設

相模原市南区内

JR相模線原当麻駅
県立相模原公園
相模原麻溝公園競技場（相模原ギオンスタジアム）
相模原沈殿池
北里大学病院
北里大学相模原キャンパス
日産自動車相模原部品センター
相模原ゴルフクラブ

町田市内

町田市役所
町田警察署
町田郵便局
町田中央公園
サン町田旭体育館

路線バス

相模原町田線には、神奈川中央交通グループの路線バスが運行しています。相模原市内の北里通りには、神奈川中央交通東相模原営業所と橋本営業所のバスが、町田市内の鎌倉街道から町田駅方面には、神奈川中央交通町田営業所と多摩営業所のバスが運行しており、それぞれ運用区分が異なります。

また、起点側の神奈川県道508号厚木城山線との重複区間には、神奈川中央交通東厚木営業所のバス（主に原当麻駅発着）も一部通過しています。相模原公園入口交差点から若松3丁目交差点の間では、公共車両優先システム (PTPS) が導入されています。

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