神奈川県道12号横浜上麻生線

神奈川県道12号横浜上麻生線

神奈川県道12号横浜上麻生線（かながわけんどう12ごう よこはまかみあさおせん）は、神奈川県横浜市の神奈川区を起点に、都筑区、そして川崎市麻生区へと至る大切な地方道です。この道路は、「3環状10放射道路」制度の一環としている重要な放射路線であり、さらに都市計画として整備が進められています。

基本情報

• - 起点: 神奈川県横浜市神奈川区（東神奈川駅前交差点）
• - 終点: 神奈川県川崎市麻生区（上麻生交差点）
• - 通称: 「横浜上麻生道路」(横浜市内)および「麻生通り」(川崎市内)

歴史

江戸時代の初めには、横浜上麻生道路の原型となる「日野往還」が存在し、東海道の神奈川宿から鶴見川を渡り日野に至るルートが整備されていました。この道は村と村を結ぶ重要な交通路であり、農民たちが年貢のために米を運んだ歴史があります。地域によって異なる呼称が存在し、川和では「八王子道」、小机では「飯田道」とも呼ばれていました。

明治時代には、生活必需品の運搬路として利用され、そのため「都筑往還」とも名付けられました。1920年に正式に県道として認定され、1964年には主要地方道としての指定を受け、現代に至ります。

路線状況

特に横浜市立都田中学校入口交差点から東福寺西側交差点、また市ヶ尾交差点から環状4号入口付近にかけては、市道のバイパスが整備されています。これらのバイパスは県道の指定を受けていませんが、交通の流れを円滑にするために重要な役割を果たしています。

現道とバイパス

• - 都田中学校入口 - 東福寺西側間

- 現道: 佐江戸町、貝の坂、川和町駅、谷本小学校入口
- バイパス: 富士見が丘、神奈川県立川和高等学校北側など

• - 市ヶ尾 - 環状4号入口間

- 現道: 上市ヶ尾、大場町入口、桐蔭学園入口
- バイパス: 神奈川県立市ヶ尾高等学校前、鉄町など

通過する自治体

この道路は、横浜市の神奈川区、港北区、緑区、都筑区、青葉区を経由して、川崎市の麻生区を通ります。

交差する道路と交通機関

交通の便も良く、多くの鉄道が周囲に存在します。JR京浜東北線、横浜線、京急本線、東急東横線などがあり、各駅のそばには道路が走っております。

道路の特徴

専用の橋梁も多く、例えば又口橋や新川向橋、歌川橋などが設置されており、周辺の梢や川を越える際の重要な施設となっています。

神奈川県道12号横浜上麻生線は、急速に発展する横浜市と川崎市を結ぶ交通の大動脈であり、その歴史、環境、交通機関などが融合する重要な路線です。

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