神奈川県道64号伊勢原津久井線

神奈川県道64号伊勢原津久井線

神奈川県道64号伊勢原津久井線は、神奈川県伊勢原市の板戸を起点として、相模原市緑区の青野原を終点とする全長22.8kmの主要地方道です。この県道は土山峠を越えた北側では宮ヶ瀬湖畔を走り、風光明媚な景色を楽しむことができます。このため、県道70号線と共に「宮ヶ瀬レイクライン」として親しまれており、観光地としての魅力も兼ね備えています。

道路の歴史と変遷

この道は、観光路としての性質を持ちながらも、その歴史の中でさまざまな災害に見舞われてきました。2019年には、台風による豪雨の影響で土砂崩れが発生し、国道413号との交差点から県道513号との交差点にかけて通行止めにされました。しかし、2020年の4月24日には、前年度に不通となっていた区間が片側交互通行として再開され、大型自動車は通行できないものの、徐々に交通の復旧が進められました。

通過する自治体

神奈川県道64号線は、いくつかの自治体を通過します。最初に伊勢原市を通り、次に厚木市を横切ります。さらに愛甲郡清川村を通り、最終的に相模原市の緑区に達します。特に清川村には美しい自然が広がっており、観光客にも人気があります。

経路と主要なポイント

この県道は、伊勢原の国道246号伊勢原交差点から始まります。最初の部分では、神奈川県道63号相模原大磯線と重複しながら進行し、厚木市の七沢地区を通ります。

清川村では、尾崎交差点で神奈川県道60号厚木清川線と接続し、さらに清川村役場の近くを経由します。通行が制限された土山峠を乗り越えた後は、宮ヶ瀬湖の美しい沿岸を走ることになります。

さらに進むと、七曲橋、仏果沢橋、東沢橋、大棚沢橋といった多くの橋を渡り、向山トンネルを通過します。やまびこ大橋や虹の大橋などの名所を経て、最後は国道413号との交差点である青野原に到達します。

観光情報

この県道沿いには数多くの見どころが点在しています。特に、宮ヶ瀬湖は四季折々の自然の美しさを楽しめる場所で、周辺には数多くのハイキングコースや観光施設も整っているため、多くの観光客が訪れます。また、鳥居原ふれあいの館などの観光施設もあり、地域の魅力を体感できる場所となっています。

まとめ

神奈川県道64号伊勢原津久井線は、その美しい風景や観光資源に恵まれた重要な道路です。歴史的な災害を乗り越えつつ、地域の交通の要所としてだけでなく、多くの人々に親しまれる観光ルートとしても注目されています。

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