神威山力雄

神威山力雄（かむいやま りきお）

神威山力雄は、1914年6月5日に北海道室蘭市で生まれ、1974年2月19日に亡くなった元大相撲力士です。本名を熊谷力雄といい、花籠部屋に所属していました。

生涯

1929年5月、花籠部屋から初土俵を踏みました。1934年1月には19歳で十両に昇進しましたが、この場所で負け越し、幕下に陥落します。しかし、1935年1月には再び十両に返り咲きます。しかし、この場所も負け越して再び幕下へ。1936年1月、三度目の十両昇進で勝ち越し、以降5場所連続で十両の地位を維持しました。

1938年5月には幕下に落ち、十両復帰を目指し、1941年5月には「神惠山」（かむえやま）に改名しましたが、残念ながら十両に復帰することはなく、1942年5月に廃業しました。

力士としての特徴

神威山は、決して恵まれた体格ではなかったものの、粘り強い相撲が持ち味でした。十両在位は計8場所。幕内力士にはなれませんでしたが、その相撲ぶりは多くの相撲ファンに記憶されています。

改名について

十両から幕下に陥落後、再起を期して「神惠山」に改名しましたが、十両復帰はかないませんでした。改名は心機一転を図るためのものでしたが、結果として現役生活を大きく変えるには至りませんでした。

引退後

引退後の神威山についての詳しい記録は残されていません。1974年に59歳でこの世を去りました。

参考文献

小池謙二『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、医聖社、1986年
昭和の大相撲刊行委員会/編『昭和の大相撲 資料編』TBSブリタニカ、1989年

関連項目

* 大相撲力士一覧

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