神戸大学医学部附属病院

神戸大学医学部附属病院

神戸大学医学部附属病院は、神戸市中央区にある公立大学病院であり、がん診療をはじめ様々な専門医療を提供しています。この病院は、地域の医療に貢献するために、がん診療連携拠点、周産期母子医療センター、エイズ治療拠点など多くの機能を持っています。また、特定機能病院及び兵庫県の災害拠点病院としても指定されています。略称は「神大病院」です。

沿革

1852年に設立された神戸病院からその歴史は始まり、1877年には公立神戸病院に改称。その後、1882年に兵庫県立神戸病院と呼ばれるようになります。1900年には現在の場所に移転し、1944年からは兵庫県立医学専門学校附属医院として運営されてきました。1952年に兵庫県立神戸医科大学附属病院へと名称が変わり、1967年には国立に移管され現在の神戸大学医学部附属病院となりました。以来、周産期母子医療センター（1994年）、救命救急センター（2019年）の設置を経て、地域密着型の医療機関として成長を続けています。

診療科

この病院では、内科、外科を中心に幅広い診療科が設置されています。内科は総合内科、循環器内科、腎臓内科、呼吸器内科など、多様な専門分野が揃い、外科は食道胃腸外科、心臓血管外科、整形外科を含む多くの診療科があります。加えて、緩和支持治療科や遺伝子診療部門、がんゲノム医療外来なども設けられ、先進的な医療を提供しています。

診療科以外の機関

病院内には、中央診療施設や検査部、放射線部門、救急部、集中治療部などの専門セクションが設置されており、これらの部門が連携して患者に高品質な医療を提供しています。また、国際診療部も設けられており、外国人患者の受入れ体制も整えられています。さらに検査や治療に関する複数のセンターも併設され、多角的なアプローチで患者に対応しています。

医療機関の指定・認定

神戸大学医学部附属病院は、外国人患者受け入れ医療機関やがんゲノム医療拠点病院としても認定されており、様々な専門機関の認定も受けています。これにより、地域及び全国から多くの患者が来院します。

交通アクセス

この病院へのアクセスは便利で、神戸市営バスや地下鉄が利用可能です。「大学病院前」停留所で下車すれば、簡単に病院までアクセスできるため、交通の利便性が大きく向上しています。また、JR神戸線や山陽新幹線を利用することも可能で、地元の方はもちろん、遠方からの患者にも配慮がなされています。

国際がん医療・研究センター

神戸大学医学部附属病院内には、国際がん医療・研究センターがあり、先進のがん治療と研究が行われています。このセンターは2017年に開院し、以降海外からの患者も受け入れる方針を採っています。センターでは、がんに関する最新の知見をもとにした治療が行われており、地域医療の向上に貢献しています。

神戸大学医学部附属病院は、その豊富な歴史と先進的な医療技術を持ち、地域に根ざした医療を提供し続けています。

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