神戸学院大学

神戸学院大学の概要

神戸学院大学（こうべがくいんだいがく）は、兵庫県神戸市中央区に本部を持つ私立大学で、1912年に創立され、1966年に大学としての設置が認可されました。この大学は神院大とも略称され、現在は約12664名の学生が在籍しています。多様な学部を有する総合大学として、リーダーシップを育成し、社会に貢献する人材を輩出しています。

大学の歴史

大学の起源は1912年にさかのぼり、創設者の森わさが少数の生徒でスタートした「森裁縫女学校」に端を発します。その後、1923年に五年制の森高等女学校に改称し、1945年には神戸市森高等女学校として財団法人化。1952年には神戸森女子短期大学を設立し、1966年に栄養学部が開設され、神戸学院大学として発足しました。

初代学長には森茂樹が就任し、さらなる専門職教育が進められました。この大学は、1979年には博士課程を有する食品薬品総合科学研究科を設置し、2007年にはポートアイランドキャンパスを開設しました。2019年にはポートアイランド第2キャンパスと神戸三宮サテライトも開設され、キャンパスの多様性を増しています。

学部と教育特色

神戸学院大学には、社会科学系、人文科学系、自然科学系にわたる10の学部と14の学科、さらに大学院には7つの研究科があります。自然科学系の特色としては、薬学や栄養学、リハビリテーション学など医療分野に特化した学部が設置されています。特筆すべきは、学部横断型の教育を行うことで、学生が多様な視点を磨く機会を持てることです。

また、「真理愛好・個性尊重」を建学の精神とし、教育目標には「自主的で個性豊かな良識のある社会人の育成」を掲げています。透明性を意識した運営がなされ、教育や研究においても発展が期待されています。特にTOEIC600点を超える英語力を目指す神戸学院カレッジや、資格取得に力を入れる課外講座が設けられています。

学生生活と特別プログラム

キャンパスライフも豊かで、充実した課外活動が行われています。体育会系・文化系の団体が多く、地域コミュニティとの連携も行い、学祭「135FESTIVAL」などのイベントを通じて学生同士の交流が深められています。特に兵庫県警察本部への採用実績が高いことは、大学における社会貢献の姿勢を示しています。

加えて、大学は地域との連携を重視し、兵庫県内の自治体前向きに協定を結んでいます。新たな学ぶ場として、神戸三宮サテライトでは一般市民向けの講座やイベントも提供され、地域貢献を果たしています。すでに数多くの国際交流協定を有し、海外の大学との連携を通じてグローバルな視点も大切にしています。

まとめ

神戸学院大学は、歴史ある教育機関として、地域社会に密着し、国際的な視点を持ち併せる大学です。今後も、教育内容の充実とともに、学生がグローバルな舞台で活躍できるような育成を目指しています。

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