神戸学院大学硬式野球部

神戸学院大学硬式野球部

神戸学院大学硬式野球部（こうべがくいんだいがくこうしきやきゅうぶ）、略称は神院大、ローマ字ではKGUとして知られるこのチームは、関西六大学野球連盟に所属する大学野球チームです。学生たちによって運営されており、長い歴史と伝統を誇るチームでもあります。

創部の歴史

この野球部は1967年に設立され、同大学の設立からわずか1年後に発足しました。1970年には阪神大学野球連盟の2部に加盟し、その後同年の秋には2部リーグ戦で優勝。入替戦では桃山学院大学を撃破し、1部に昇格を果たしました。

1974年には、阪神大学野球リーグ戦で優勝し、初のプロ野球選手である田中彰投手の活躍により、旧関西六大学野球連盟に昇格。しかし、その後は1980年に関西六大学リーグで最下位になり、阪神大学野球連盟へ降格。その後、1982年に新たに設立された関西六大学野球連盟に参加します。

リーグでの成績

様々な変遷を経て、神戸学院大学硬式野球部は関西六大学リーグで4位以下や最下位になることがしばしばありましたが、1987年には赤沢英樹選手の活躍により、2位に輝くなどの好成績もありました。しかし、1990年から1993年には6季連続の最下位という苦しい時期もありました。

1997年秋には、山田幸二郎選手と井上靖士選手らの活躍によってリーグ戦初優勝。この時は関西地区大学野球選手権大会には出場できず、その後の2001年まで6季連続の最下位を経験します。

しかし、2011年には再びリーグ戦優勝を果たし、その後もリーグ戦に挑む姿勢を崩しませんでした。特に注目すべきは2023年秋のことで、藤井基投手が大阪学院大学戦でノーヒットノーランを達成。これにより、チームの存在感を再び強く印象付ける結果となりました。

本拠地と施設

神戸学院大学硬式野球部のホームグラウンドは、神戸市西区の櫨谷町にある神戸学院大学櫨谷グラウンドです。また、リーグ戦はほっともっとフィールド神戸などで開催されています。

記録

2013年時点での記録として、関西六大学野球連盟でのリーグ優勝回数は2回で、全日本大学野球選手権大会や明治神宮野球大会には出場したことがありません。旧関西六大学野球連盟時代では1974年に初昇格、阪神大学野球連盟時代には5回のリーグ優勝を果たしています。

ユニフォーム

神戸学院大学硬式野球部のユニフォームは、1980年代の野球日本代表のビジターユニホームを彷彿とさせるデザインです。紺色の上着に赤・白のラインが施され、白いパンツとの組み合わせで統一感を持たせています。左胸には校章と「KOBE」、左肩には「GAKUIN」の文字、背番号のほか、ユニフォームの右側全面にも番号がプリントされています。また、帽子やヘルメットにはKGUのロゴがあしらわれています。

主な出身者

著名な出身者には、プロ野球選手として活躍した田中彰さんや武田章吾さん、岡嵜雄介さんなどがいます。彼らはそれぞれ様々な舞台で力を発揮し、神戸学院大学硬式野球部の名を高めました。

結論

神戸学院大学硬式野球部は、多くの挑戦と厳しい時期を乗り越えながら成長を続けてきました。これからも学生たちが互いに切磋琢磨しながら、さらなる飛躍を目指すことを期待しています。

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