神戸市バス魚崎営業所

神戸市バス魚崎営業所

神戸市バス魚崎営業所（こうべしバスうおざきえいぎょうしょ）は、兵庫県神戸市東灘区に位置し、神戸市バスの一部を管理する営業所です。この営業所は、主に東灘区や灘区を中心に様々な路線を運行しており、最寄りのバス停留所は「魚崎車庫前」となります。特徴的な点として、営業所名を表す記号は「魚」とされています。

沿革

魚崎営業所の建立は1968年3月のことで、当初は魚崎自動車運輸事務所として開設されました。その後、路線の拡充や地盤沈下の影響で1978年に現在地に移転し、1987年に魚崎営業所へと名称が変更されました。2005年には運行管理を神戸交通振興に委託し、2022年には再び阪急バスに委託が変更されています。これは、路線の効率化を図るための動きの一環です。

現行路線

魚崎営業所は、東灘区を中心とする市バスの37系統を除くほとんどの路線を担当しています。また、灘区においても複数の系統が運行されています。特に、16系統や36系統は石屋川営業所との共同管轄となっており、その運行に関する変更は近年多く見られます。特に2016年以降、労働環境の問題による運転手不足が課題となり、路線の見直しが行われました。

例えば、2018年から2020年にかけては、いくつかの系統が運行管理の変更に伴い、石屋川営業所へ移管された経緯があります。それに対して、2022年には新たに阪急バスの委託を受け、31系統および43系統が魚崎営業所の単独管轄になったとも言えます。

各系統の概要

16系統

この系統は、阪神御影からJR六甲道を経て、六甲ケーブル下までを結ぶ路線で、神戸大学へのアクセスとして利用されます。この系統からは国道2号を通る便も含まれています。

19系統

阪神御影と鴨子ヶ原を結ぶ路線で、病院と学校へのアクセスに特化している点が特徴です。特に、通称「学校先行」と呼ばれる運行があり、平日の朝に多くの便が運行されています。

30系統

JR甲南山手から深江浜町を結ぶ路線で、通勤客や東灘高校の学生に利用されています。夏季の特別運行も行われることがあります。

使用車両

魚崎営業所では大型車を中心に運行が行われており、一部では中型車および小型車も利用されています。初期には三菱自動車製の車両で統一されていましたが、現在では日野、いすゞ、UDトラックスなど、複数のメーカーの車両が在籍しています。

神戸市のバス運行が地域社会において果たす役割は大きく、魚崎営業所はその中心的な役割を担っています。今後も地域住民のニーズに応じた運行が期待されています。

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