神戸愉樹美

神戸愉樹美（かんべ ゆきみ）

日本の古楽器演奏家。特にビオラ・ダ・ガンバ奏者として著名。
1948年10月1日、神奈川県に教員一家の娘として生まれる。

学歴と留学

フェリス女学院短期大学音楽科でヴァイオリンを専攻し、久保田良作に師事。卒業後、スイスのバーゼル市立音楽院（スコラ・カントルム・バジリエンシス）に留学し、古楽器を学ぶ。特にビオラ・ダ・ガンバを専門とし、ディプロムを取得。その後、オランダのハーグ王立音楽院にも留学し、大橋敏成、H・L・ミュラー、W・クイケンといった著名な指導者に師事した。

音楽活動

1976年に帰国してからは、古楽奏者としてリサイタル、レコーディング、テレビ番組出演など、多岐にわたる活動を展開。
また、古楽器演奏家仲間と「プロ・ムジクス神奈川」を結成し、神奈川県内の教会などを会場にルネサンス・バロック音楽の演奏会を開催し、古楽の普及に尽力した。

1998年以降、つくば古典音楽合唱団のコンサートミストレスを務め、1999年からは明治学院大学バッハアカデミー同人、国立音楽大学、フェリス女学院音楽学部講師を歴任。教育者としても後進の育成に力を注いでいる。

1983年からは「神戸愉樹美ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団」を自ら結成し、主宰として活発な演奏活動を行っている。

古楽への貢献

神戸愉樹美は、長年の演奏活動と教育活動を通じて、日本の古楽界の発展に大きく貢献してきた人物と言える。
その演奏は、確かな技術と深い音楽性によって高く評価されており、多くの古楽ファンを魅了している。
また、教育者としても、次世代の古楽器奏者の育成に尽力し、その功績は大きい。

その他

神戸愉樹美ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団 - 公式サイト
古楽器 - 関連項目

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