神戸文也

神戸文也（かんべ ふみや）

神戸文也は1994年5月9日生まれ、群馬県高崎市出身の元プロ野球選手です。彼は投手として活躍し、右投右打のスタイルで知られています。野球のキャリアは小学生時代に高崎市の塚沢リトルジャイアンツで始まりました。中学では、硬式野球チームの高崎ボーイズに所属しました。

プロ入り前の経歴

神戸は前橋育英高等学校に進学し、2年生の春に春の選抜で同校が初出場を果たしました。ただし、神戸自身はそのメンバーには選ばれませんでした。2年秋から新チームの一員として外野手や控え投手として出場しましたが、3年春の関東大会での好投が評価され、高校卒業後は立正大学に進学します。大学では4年間で公式戦12試合の登板にとどまり、同期にはオリックスの黒木優太選手がいました。

2016年のドラフト会議で、オリックス・バファローズから育成ドラフト3位で指名され、プロの道を歩み始めました。背ネームはヘボン式ローマ字のKAMBEとして注目されました。

オリックス時代

2017年、神戸はウエスタン・リーグで7試合に登板し、防御率は6.94でしたが、勝敗はつきませんでした。2018年にはウエスタン・リーグで5試合に登板し、自責点は0で防御率は0.00を記録しました。同年6月から9月にかけて福井ミラクルエレファンツに派遣され、そこで10試合に登板し、4勝4敗、防御率3.80をマークしました。

2019年には、2軍で16試合に登板し、1勝1敗、防御率3.86を記録。7月25日に支配下登録され、8月2日に1軍登録を果たしました。デビュー戦では苦い結果に終わるも、その後は安定感を見せ、日本でのキャリアを築きました。特に、9月2日の対千葉ロッテマリーンズ戦では、延長戦を無失点で切り抜け、プロ初ホールドを記録しました。

2020年は開幕を一軍で迎えるも、その後の出場は限られ、最終的に防御率9.53でシーズンを終えました。2021年は一軍登板がなく、同年10月に戦力外通告を受けました。

社会人野球への移行

2022年1月、神戸は社会人野球のエイジェックに所属することを発表しました。エイジェックでは1シーズン在籍し、シーズン後の2022年12月に退部しました。

選手としての特徴

神戸の武器は最速151km/hのストレートとフォークボールです。特にフォークボールは、立正大学在学中に上原浩治選手の特集を参考にして磨き上げられました。

初記録

• - 初登板: 2019年8月10日 対東北楽天ゴールデンイーグルス
• - 初奪三振: 2019年8月11日 対東北楽天ゴールデンイーグルス
• - 初ホールド: 2019年9月2日 対千葉ロッテマリーンズ

その他の記録

• - 初登板時に本塁打を許した相手: ゼラス・ウィーラー（2019年）

神戸文也選手は、その野球キャリアで多くの経験を積み、成長の過程とともに多くのファンに支持されました。彼の活躍は、今後も多くの若手選手にインスピレーションを与えることでしょう。

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