神津島村営バス

神津島村営バスの概要

神津島村営バス（こうづしまそんえいバス）は、東京都神津島村が運営する地域に密着したバスサービスです。住民や観光客にとって便利な移動手段を提供し、島の魅力を多くの人に伝える大切な役割を果たしています。このバスは、特に神津島の美しい自然や観光名所を巡るための重要な交通手段として利用されています。

運賃情報

神津島村営バスの運賃は大人200円、小学生100円となっています。料金は前払いで、2扉車の場合は前から乗り、降りる際は後方からとなります。また、天上山6合目直行バスの利用時には、大人500円、小学生300円となる特別な料金が設定されています。6歳未満の幼児や障害者手帳を持つ1級から3級の方は、無料で利用できる制度も設けられており、多くの人が気軽に利用できるようになっています。さらに、2022年7月1日からはRingo PassというMaaSアプリを使ったキャッシュレス乗車も可能になり、より便利にバスを利用できるようになりました。

主な路線

神津島村営バスは、いくつかの主要な路線が設定されています。

• - 西海岸ルート: 神津島港から特養ホーム、温泉保養センター、長浜海岸、赤崎遊歩道を経由します。
• - 内回りルート: 神津島港を出発し、空港、多幸湾、天上山登山口（黒島・白島）を巡り、再び神津島港に戻ります。
• - 外回りルート: 内回りの逆ルートで運行されます。
• - 天上山6合目直行バス: 季節運行で神津島港から天上山6合目へ直行します。
• - 夜間温泉巡回バス: 季節運行のバスで、温泉保養センターや多幸湾キャンプ場を巡ります。
• - 大型船送迎バス: 大型船が発着する港に合わせて異なるルートで運行されます。

ダイヤは島への交通機関の発着状況に応じて調整されるため、定期的に変更されます。特に春から9月中旬までは本数が多く、9月下旬以降から春先までは本数が減少します。

車両

2022年8月現在、神津島村営バスの車両は計6台が整備されています。中型バスが2台（いすゞ・エルガミオ）、マイクロバスが3台（トヨタ・コースターと日野・リエッセII）、そしてワゴン車が1台（トヨタ・ハイエース コミューター）です。繁忙期には、主に中型バスが西海岸ルートで運行され、オフシーズンにはワゴン車とマイクロバスが使用されることが多いです。過去には日野・リエッセや富士重工・7E（いすゞシャーシ・新京成バス元車両）等もあったとされます。車両のデザインは、水色と青色の組み合わせが特徴で、特に中型バスの1台は「ラブライブ!スーパースター!!」のラッピング仕様で運行されています。

最後に

神津島村営バスは、地域住民や観光客にとって欠かせない交通手段として、島の魅力を再発見する手助けをしています。今後も地域に密着したサービスを提供し、訪れる人々に快適な移動体験を提供するでしょう。

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