神田桜子

神田桜子（かんだ さくらこ）

神田桜子は1987年5月20日生まれの日本の講談師で、現在、日本講談協会および落語芸術協会に所属しています。彼女は神田陽子の弟子として、二ツ目として活躍しています。本名は米谷春香で、血液型はA型です。

経歴

神田桜子は大阪大谷大学の文学部に在籍し、日本語と日本文学を学びました。2015年12月に神田陽子に入門し、前座名として「桜子」を名乗るようになりました。2016年4月からは楽屋入りし、講談の世界での活動を本格化させました。

2020年5月には、落語家の三遊亭遊七と共に二ツ目に昇進しましたが、新型コロナウイルスの影響で、都内の寄席が営業を停止し、初披露できない事態が発生しました。その際、神田伯山が事態を重く受け止め、彼のYouTubeチャンネル「神田伯山ティービー」でオンラインでの初披露を行う機会を設け、桜子がゲストとして参加しました。

人物

二ツ目昇進と同時に、桜子は落語家の春風亭昇輔と共にラジオ番組「桜前線上昇中」を配信し始めました。また、漫画やアニメが好きな桜子は、同じく芸協に所属する落語家の春風亭吉好と共に「ヨシコサクラコ」という勉強会を立ち上げ、そこでは漫画やアニメをテーマにした新作講談を発表しています。

ユニット活動

2020年9月には三遊亭遊七、神田桜子、桂小すみの３人で構成されるパフォーマンスユニット「Comme Seau-コムソウ-」が設立されました。このユニットは、ユーモラスな仮装をして余興を行うスタイルで、仙台花座での活動を開始しました。ユニット名は、虚無僧の格好をした際にアンチテーゼとして装飾バケツを用いたことから名付けられました。このユニットは歌やアンサンブル演奏などの余興を取り入れた斬新なパフォーマンスで注目を集めています。

2021年には、講談師や落語家からなる若手ユニット「ルート9」が結成され、神田桜子もこのメンバーに名を連ねています。また、「ルート9」の中で、春風亭弁橋、神田桜子、三遊亭仁馬の３人によるユニット「さば弁」も活動を行っています。

メディア活動

神田桜子はメディアにも積極的に出演しており、特に2021年7月14日発売の雑誌『anan』の2258号では、「関係性を愛でるエンタメ」のコーナーで「ルート9」として特集されました。また、2022年3月19日には、テレビ朝日のYouTubeチャンネル「ANNnewsCH」で「ルート9」密着映像が公開されました。

結論

神田桜子は、講談の枠を超えて様々なメディア活動やユニットの結成、ラジオなど多岐にわたる創作活動を行っています。今後の彼女の活躍が期待されます。

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