福井健太

福井健太（ふくい けんた）は、1972年8月18日生まれの日本の書評家であり、ミステリ評論家としても知られています。

経歴

京都府で生まれ、早稲田大学第一文学部を卒業。大学在学中は、ワセダミステリクラブに所属していました。現在は、日本推理作家協会の会員として活動しています。

活動内容

福井健太は、主に小説の書評や文庫解説、コミック・ゲーム関連の原稿などを手掛けています。『ミステリマガジン』、『S-Fマガジン』、『ミステリーズ!』などの雑誌に執筆しており、幅広いジャンルで評論活動を展開しています。

2013年には、著書である『本格ミステリ鑑賞術』が第13回本格ミステリ大賞の評論・研究部門を受賞し、その評論家としての地位を確立しました。この受賞は、彼のミステリに対する深い知識と考察が高く評価された結果と言えるでしょう。

近年では、人気作品『シティーハンター映画版』の公式ノベライズの執筆も手掛けており、新たな分野でも才能を発揮しています。

主な著書

『月花霧幻譚～torico～外伝』（ソフトバンククリエイティブ、1996年）
『本格ミステリ鑑賞術』（東京創元社、2012年）
『本格ミステリ漫画ゼミ』（東京創元社、2018年）

編著

『オフィシャルブック「ふたつのスピカ」: アニメ設定資料集』（メディアファクトリー、2004年）
『ＳＦマンガ傑作選』（東京創元社、2021年）

共著

『ニューウエイヴ・ミステリ読本』（山口雅也 監修、千街晶之 福井健太 編、原書房、1997年）
『日本ミステリー事典』（権田萬治 新保博久 監修、新潮社、2000年）
『バカミスの世界 史上空前のミステリガイド』（小山正とバカミステリーズ 編、ビーエスピー、2001年）
『越境する本格ミステリ 映画・TV・漫画・ゲームに潜む本格を探せ!』（小山正 日下三蔵 監修、扶桑社、2003年）
『幻影城の時代 完全版』（本田正一 編、講談社、2008年）
『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉公式ノベライズ』（福井健太/加藤陽一/北条司著、徳間書店、2019年）
『劇場版シティーハンター 天使の涙（エンジェルダスト）公式ノベライズ』（福井健太/むとうやすゆき/北条司著、徳間書店、2023年）

福井健太は、ミステリを中心とした幅広い分野で活躍する評論家であり、その活動は多岐にわたっています。今後の活躍も期待される人物です。

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