福井北ジャンクション・インターチェンジ

福井北ジャンクション・インターチェンジ：北陸と中部を結ぶ交通の要衝

福井北ジャンクション・インターチェンジ（福井北JCT/IC）は、福井県福井市重立町に位置し、北陸自動車道と中部縦貫自動車道（永平寺大野道路）を接続する重要なジャンクションです。同時に、北陸自動車道のインターチェンジとしての機能も備えています。

歴史：福井北ICから福井北JCT/ICへ

福井北JCT/ICの歴史は、1975年9月9日に北陸自動車道丸岡IC～福井IC間の開通と同時に始まりました。当初は福井北インターチェンジとして供用開始されました。その後、2015年3月1日、中部縦貫自動車道（永平寺大野道路）の当IC～松岡IC間が開通したことに伴い、ジャンクション化され、現在の名称に変更されました。この変更は、交通ネットワークの更なる発展を象徴する出来事でした。

道路ネットワーク：広域的なアクセスを実現

福井北JCT/ICは、以下の主要道路と接続しています。

E8 北陸自動車道: 北陸地方を縦断する主要高速道路です。
E67 中部縦貫自動車道: 中部地方と北陸地方を東西に結ぶ高速道路です。福井北JCT/ICでは、北陸自動車道とのみ接続しています。
国道416号: 一般道路との接続は、北陸自動車道との接続部から東へ約1kmの位置にある松岡ICが最寄となります。福井北JCT/ICと一般道路の直接接続はありません。間接接続として、国道416号（吉野堺バイパス）や現道へのアクセスも可能です。

2015年のJCT化に伴い、出入口が約350m東へ移動し、接続先も国道416号現道からバイパス支線に変更されました。この変更により、交通の流れが円滑になり、利便性が向上しました。

料金所：スムーズな料金収受

中部縦貫自動車道とのJCT併設に伴い、2015年3月1日より新料金所が供用開始されました。北陸自動車道側のみ有料区間であり、料金所の前後に一般道出入口と中部縦貫自動車道本線のどちらを利用しても料金は変わりません。そのため、料金所東側の方面別によるブース区分はありません。

ブース数は、福井北入口・中部縦貫道→北陸道方面が5ブース（ETC専用1、ETC/一般1）、北陸道→福井北出口・中部縦貫道方面が3ブース（ETC専用2、一般1）です。

周辺環境：多様な施設が集積

福井北JCT/IC周辺は、多様な施設が集積するエリアです。北陸自動車道からは永平寺町役場への最寄インターチェンジとなっています。

産業・教育施設: 物流拠点、工場、福井県立大学永平寺キャンパス、国立福井大学松岡キャンパス（医学部）、福井県食品加工研究所、ソフトパーク福井など。
公共施設: 福井県内水面総合センター、福井北電力体育館フレアなど。
観光地: 松岡公園（春日山古墳、桜の名所）、松岡館跡など。

特に北陸自動車道新潟寄り東側には、松岡変電所があり、多数の送電鉄塔が立ち並んでいます。

バス停：広域的なアクセスをサポート

旧ICのバス停はJCT/IC改築に伴い廃止されましたが、2015年5月7日より、福井県が整備した新しいバス停が供用開始されました。このバス停は、東京、小松空港発着便など、主に県外方面への路線バスが停車します。県内相互間の利用はできません。

まとめ：地域発展を支える重要な拠点

福井北ジャンクション・インターチェンジは、北陸自動車道と中部縦貫自動車道を結ぶ重要な交通拠点として、地域社会の発展に貢献しています。周辺の産業、観光、教育施設との連携を強化することで、更なる発展が期待されます。

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